OKIでは、1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災をきっかけに、社内の防災および災害救援体制を整備してきました。災害時に必要な備蓄品の準備と社員の訓練を実施しているほか、各地の事業所の備蓄品や社員のボランティアによる被災地域への貢献も実現できる体制を整えています。
OKIグループでは2016年4月14日、ならびに4月16日に発生した平成28年 熊本地震に対し、被災された方々の救援および被災地復興のために、義援金として300万円の支援を行いました。
また同地震の復興支援を目的に開設されたインターネットサイト「かせするもん。」(注1) の活動に賛同し、OKIグループ社員に対して同サイトの閲覧を推奨するなど、息の長い支援に協力しております。
「かせする」とは熊本弁で「お手伝いする」という意味です。
OKIグループでは2011年3月11日に発生した東日本大震災に対し、被災された方々の救援および被災地復興のために、義援金およびITネットワーク関連機器を合わせて総額1,000万円を超える支援を行うとともに、生活再建に向けた社会インフラシステムの復旧を第一優先に取り組みました。
また、国内で労使共催による社員募金を実施したほか、世界各国においてもグループ社員が募金を行い、各国の赤十字社などを通じて寄付しました。
さらに、他社との協働による復興支援ボランティア活動を2011年度から2015年度まで継続的に実施し、延べ74名の社員が宮城県七ヶ浜町において支援活動に従事してきました。作業内容は発災当初のがれき撤去や泥の掻き出し作業、ならびに農地再生に向けた畑の整備作業などをおこないました。最近では町内海水浴場での海開き前清掃活動に、OKI東北支社の社員とその家族を中心におこなっています。
また宮城県亘理町では、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンが主催した「東日本大震災復興コレクティブアクション」に、2013年から2016年まで参加し、4年間で延べ48名の社員ボランティアを派遣しました。
農地の整備作業(宮城県七ヶ浜町)/防潮林再生のための苗木メンテナンス作業(宮城県亘理町)
菖蒲田海水浴場での海岸清掃活動
2008年5月12日に発生した中国四川省大地震による被害は、死者6万9197人、行方不明者1万8341人、負傷者37万4176人、親を亡くした子どもたち4千人、倒壊家屋536万戸、損壊家屋2142万戸と報道されました。この未曾有の災害に対し、被災地の一日も早い復興を祈念し、労使共催の取り組みとして5月16日から6月6日にかけて救援金の募金活動を実施いたしました。その結果、OKIグループの役員・社員より、4,345,358円の救援金が集まり、6月10日と12日の2回に分け、日本赤十字社に送金いたしました。
また、募金活動期間中に社員より提供された135元の現地通貨は、OKI北京事務所経由で現地の中国紅十字に募金いたしました。
これ以外にもOKIグループ国内2社で400万円を日本赤十字社に、OKIグループ現地法人10社で1,252万円相当現地通貨を中国紅十字に寄付させていただきました。OKIグループとして謹んでお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。