社会貢献活動

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心のバリアフリー時代を考える 車イス体験講座を実施しました

レポート 総務部 社会貢献推進担当 松本

2018年2月27日(火曜日)の定時後、芝浦1号館会議室を会場に「心のバリアフリー時代を考える 車イス体験講座」のボランティア活動を実施しました。

これは「心のバリアフリー」を醸成する講座として新たに社員向けの講座として企画したもので、車イス利用者が日頃から困っていることなどの本音を知り、交流することで、相互のより良い環境を築き上げるとともに、車イス利用者の介助方法を習得し、社員が個人ボランティアとして東京オリンピック・パラリンピック大会ボランティア等に自発的に参加する風土を醸成することも目的としています。

当日は事前に申し込みのあった14名が集まり、特例子会社であるOKIワークウェルの在宅勤務社員が講師役を務めました。

前半部は講師が障がい者となった経緯に始まり、普段、街中で感じるわずかな段差などの「バリア」、駐輪場での危険な体験、ならびにポイ捨てなどで手や洋服の袖を汚してしまった経験について写真や実例を交えて分かりやすく説明していきました。

  • 写真1
    講師による講話
  • 写真2
    説明に聞き入る参加者

後半部は会議室内にあらかじめ設置した机やイスなどの障害物を使って車イス取扱い方の実技と体験です。受講者は2人1組となって「介助する側」と「介助される側」の両方を体験しました。
運送用パレットで作成した段差介助、角材を使ったわずかな段差体験、ダンボール箱を組み合わせた悪路走行、ならびに会議用机をつなげた狭路通行体験などをおこないました。
体験の冒頭では車イスの安全な広げ方などの基礎から、他人を介助する際の正しい操作方法と介助する際のコツなど説明を加えながら全員が体験しました。

  • 写真3
    パレットを使用した段差介助体験
  • 写真4
    机を並べた狭路通過体験

写真5
講師を囲んでの質疑応答

体験後は講師を囲んで質疑応答をおこないました。「どのような時に車イスの方に声をかけた方が良いのか?」または「声をかけて迷惑にはならないか?」などの具体的な質問が寄せられ、講師は一つ一つに丁寧に自分の思いを込めて回答して講義を終えました。

参加者からの声(抜粋・要約)

  • 実際に車イスで介助をする体験ができ、「介助する側」「介助される側」の体験ができたので良かった。特に女性が男性を介助することは大変だということがあらためて分かった。
  • 自分自身が数年前入院した際に一時的に車イス生活となった。生活の不便さは理解しているつもりであったが講師の話を聞いて自分の認識が非常に甘すぎたことに気がついた講座だった。
  • 安全であるはずの歩道や、街中の店舗にも車イスにとっては思わぬ危険が潜んでいることが認識できた。
  • 車イスの方を見かけたら「一言かける」という一歩から始めようと思った。

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