2011年度
都城市立高城小学校での「介助犬について」福祉学習に出席
レポート OKIネットワーカーズ 米盛晃
「OKIネットワーカーズ(注1)」の米盛晃は、2011年12月12日(月)、社会福祉法人都城市社会福祉協議会より依頼を受け、都城市立高城小学校で開催された福祉授業「介助犬について」に介助犬レイクとともに参加し、3年生77名の児童と、教員3名を対象に、実演を交えた講演を行いました。
これは、2009年11月14日に九州初の介助犬として米盛のパートナーとなった「レイク」を通じて、地域の方々に介助犬について理解を深めていただき、介助犬の活動とその育成に活かすための活動でもあります。
45分と短めの時間だったため、「介助犬について」と「介助犬とのくらし」について簡潔に説明したあと、介助犬ユーザーとなった経緯と、「なぜ障がい者となったのか」「どのように生活をしているのか」「困ることはどのようなことか」などの話を通して介助犬の有用性を伝えました。
米盛の講座の様子
レイクも米盛と一緒に参加しています
また、町中などで介助犬を見かけたときは、犬の集中を阻害しないよう、話しかけない、触れないことを心がけ、誰か一人にでもこのことを伝えて欲しいとお願いしました。
続いて、介助犬の仕事の一部を実演しましたが、説明の間、児童たちの熱いまなざしの中、じっと待っていたためか、レイクはいつも以上に元気いっぱいな仕事ぶりで、笑いを誘っていました。まだまだマイナーである介助犬を知ってもらうことで、介助犬とユーザーが過ごしやすく、またこれから希望する方が安心してユーザーとなれる社会づくりに役立てばと伝え、話を終えました。
当日は、介助犬についてよりも重度の障がいを負った時の生活についての質問が多かったことに少し驚きましたが、数日後、児童の皆さんからたくさんの感想文をいただき、介助犬についての理解のお手伝いができた事をうれしく思いました。
高城小学校の皆さんからいただいた感想から(抜粋)
- 今日は介助犬のことを教えていただきありがとうございました。あきらさんと会ったことで介助犬のことを知りました。
- パートナーのレイクとの関係をすごいなと思いました。補助犬についていろいろ教えてくださってありがとうございました。
- 僕は、はじめて介助犬を見ました。本当に障害がある人は介助犬などのパートナーが必要だと思いました。
- 今「福祉ってなぁに」という勉強をしていて介助犬のことを調べていましたが、米盛さんのおかげでいろいろな事がわかりました。
- レイクが仕事をしている様子を見て思ったことは命令どおりにできるまで何時間もかかったんじゃないかということでした。これからもいろいろな事があると思うのでがんばってください。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。