2011年度
小松川第二中学校出前ボランティア体験学習に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
「OKIネットワーカーズ(注1)」の下山利博は、江戸川区ボランティアセンターより依頼を受け、2011年9月30日(金)に江戸川区立小松川第二中学校で行われた「こころのバリアフリー」体験学習の授業に、ボランティアの1人として参加しました。今回の授業は、総合的な学習として、全校生徒がバリアフリーの体験学習を通して学ぶことを目的として行われたものです。
体育館棟では、車イス体験を行う3年生4クラス149名の生徒が参加しました。別の場所では、手話・ガイドヘルパーなどの体験が行われていました。
ボランティアメンバーの紹介の様子
最初のあいさつの様子
車イス体験の様子
はじめに、車イス体験に参加しているボランティアメンバーの紹介とあいさつを行い、車イスの操作と体験コースの説明を行いました。
その後、体育館の別室へ移動し「障害者による講話」を行いました。下山は肢体障害者として「なぜ障害者になったのか」「どのような生活をしているのか」「困ることはどのようなことなのか」について講話しました。道路などの段差などが車イスでは困ることを伝えて、車イス体験の意義を話しました。続けて、人為的バリアについて話しました。特に、犬の糞やタンつば、道路にこぼされたコーヒーなどを車イスで踏みつけてしまい洋服を汚したことを通して、ポイ捨てをしないだけでなく、町をきれいにしてほしいと訴えました。そして、バリアフリーが障害者には本当に必要であること、コミュニケーションの大切さと車イス操作時の思いやりの気持ちを忘れないでほしいと訴え、最後に「いざという時に手助けのできる勇気あるやさしい人になってください」と伝えて話を終えました。
下山の講話の様子
まとめの話の様子
体育館では、「車イス体験」の授業が行われ、車イス操作と体験コースの説明後に、生徒同士がペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。12台の車イスを利用して、マット上の通行や自転車で挟まれた通路と点字ブロック上の通行により、段差や悪路などをイメージした介助体験を行いました。
体験後には、これからも障害者の気持ちを忘れずに、さまざまな目線で地域を見つめていってほしいと話し終了しました。
障害者について理解できる江戸川区の生徒が増えたことが、とても嬉しいです。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。