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社会貢献活動

最近の社会貢献活動から 2011年度

細田小学校ボランティア出前講座に出席

レポート OKIネットワーカーズ 下山利博

「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博は、社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2011年8月31日(水)に葛飾区立細田小学校で行われたボランティア出前講座の授業に講師として参加しました。同校の会議室にて、4年生3クラスの児童120名の皆さんに対して、車イス体験講座を行いました。

  • 写真1
    下山の講座の様子
  • 写真2
    質問をすると元気いっぱいに答えてくれます

授業開始です。3月11日の東日本大震災で本当に怖い思いをした体験と13年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなどの簡単な自己紹介のあと、車イス利用者の気持ちを伝えるために用意した資料を使ってプレゼンテーションを行いました。障害者が外出したときに起こるさまざまなバリアにはハードとしての部分だけでなく、普段の生活の中の些細な行動から発生するソフト的なものもあることを伝えました。そして、どのように対応すればいいのかを一緒に考えてもらいました。犬の糞を車イスで踏みつけてしまい嫌な思いになったことを通して、ポイ捨てをしないだけでなく町をきれいにしてほしいと訴えました。講話の最後には、児童の代表者より質問や感想をいただいた後、全員で元気なあいさつで御礼の言葉をいただきました。

写真3
ボランティアセンターの竹内さんによる車イス操作説明の様子

続いて、車イス操作と体験コースで必要となる段差介助の方法についてボランティアセンターの竹内さんより説明を受けたあと、児童同士がペアを組んで、介助する側とされる側の体験を行いました。まず6台の車イスごとに分かれた児童の皆さんに、マットの乗り越えと正門前の大きなスロープを利用した上り下りを行ってもらい、段差や坂道・悪路などをイメージした介助体験をしてもらいました。車イスの操作で困っている児童には、アドバイスをして上手な介助方法を理解していただきました。さらには、下山の介助を児童にお願いして体験してもらいました。それぞれの場所で思うように操作ができなくて苦労する児童もいましたが、真剣に取り組んでいただき、車イス介助のコツを理解していただけたと思います。

授業が終わると、下山の周りに児童たちが集まりました。興味津々の面持ちで車イスをながめては、車イスについての質問会となりました。こころの通うコミュニケーションができました。

  • 写真4
    車イス体験の様子
  • 写真5
    スロープの上り下りは大変そうです

葛飾区に障害者について理解できる子ども達が増えたことが、とても嬉しいです。

細田小学校の皆さんからいただいた感想から(主旨)

  • 車イス体験では、段差のところで車イスを持ち上げられた時に、「何があったの?」と驚いてしまい、怖くてついつい叫んでしまいました。
  • 「ペットボトルや空き缶、ゴミなどをポイ捨てしないでください」と言っていました。約束したので、僕はポイ捨てしないように気をつけます。
  • 僕は障害者の人は不幸だと思っていましたが、下山さんの話を聞いて障害者だから不幸ということはないことを知りました。僕も前向きに生きていこうと思いました。
  • 車イスの生活は、不便なことがたくさんあると言っていました。体験を通して、車イスのことや障害者に関しての考え方が変わりました。
  • 注1:OKIネットワーカーズ

    OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
    OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。

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