2008年度
「OKI愛の100円募金」で献血運搬車を寄贈
レポート CSR部 辻
2008年度の「OKI愛の100円募金(注1)」による献血運搬車の贈呈式は2009年2月17日(火)午前11時より長野県赤十字血液センターにて行われました。日本赤十字社よりは、長野県支部事務局長の廣田様と同センター所長の宮川様の2名が出席され、OKIよりは長野OKI社長、長野OKI総務課長、OKI・CSR部長、OKI・CSR部CSR推進担当部長およびOKI・CSR部社会貢献推進担当部長の5名が出席しました。
長野OKI松前社長の挨拶
河野CSR部長(左)よりデコレーションキーの贈呈
OKIは、国民の間にようやく献血思想が芽生えはじめた1964年の8月21日、当時の品川事業所で企業として初めて集団献血を行いました。この日は、国会で「輸血は献血で」という決議があった日でもあり、現在では、「献血の日」と呼ばれています。その後、1967年より献血会を発足させ、全社を挙げて献血活動に取組んでおり、今でもOKIグループで毎年延べ1400人を超える社員が献血に参加しています。OKIに社会貢献推進室ができた1996年度からは、これまで支援してきた日本赤十字社の血液事業をさらに発展させ、「OKI愛の100円募金」と会社のマッチングギフトによる、献血運搬車等の寄贈とともに会社単独でホームページ支援を開始しました。「OKI愛の100円募金」は、2000年度からグループ企業も参加し、OKIグループの活動に発展しました。今回の車両は、19台目(内3台は広報車)の寄贈となりました。
宮川所長様よりの謝辞
寄贈車両を前にしてのテープカット
後部座席が保冷庫に改造されています
贈呈式は、OKIグループを代表し、長野OKI社長の挨拶で始まりました。次に、OKI・CSR部長より長野県赤十字血液センターの宮川所長様に車両のデコレーションキーが手渡されました。引き続き、日本赤十字社を代表し、宮川所長様より謝辞をいただきました。県の面積が大きい長野県では、地球と月の距離38万キロを走破する車もあり、血液の温度を心配することなく運搬できる保冷庫付の献血運搬車は非常にありがたいとのお言葉をいただきました。その後、OKIおよび「OKI愛の100円募金」会員宛にそれぞれ、感謝状と記念品を贈呈していただきました。
式辞が一通り終わったあと、場所を1階に移し、寄贈した献血運搬車を前にして、テープカットが行われました。寄贈車両は、非常灯とセ氏-5℃~+20℃に保てる保冷庫付で血液センターから病院などに輸血用血液を運ぶ血液輸送用緊急自動車として使用されます。長野県赤十字血液センターでは、26台の献血運搬車が整備されていますが、保冷庫付の車両は今回が4台目の配備となりました。血液の輸送は、たとえば赤血球の場合、2℃~6℃に保ち、0.1度でさえ超えないように厳密に管理されなければなりません。保冷庫が付いていない献血運搬車では、交通渋滞や長距離輸送の際に冷却剤の有効時間を気にしなくてはなりません。しかし、今回寄贈した車両は、保冷庫が付いているので、上記の温度管理や長時間輸送に安心して対応することができます。
今回寄贈した保冷庫付献血運搬車
- 注1:OKI愛の100円募金
社会貢献推進室が発足した1996年度より役員・社員が気軽に社会貢献活動に参加できる仕組として始まりました。賛同する役員・社員に毎月100円を給与より募金してもらい会社から同額を上乗せし、日本赤十字社(以下、日赤)の各地血液センターに毎年、献血運搬車等の車両を寄贈してきました。2000年度より「OKI愛の100円募金」は「OKIグループ」としての活動に発展し、日赤への支援に加え、重度障害者の就労支援、難民キャンプ等への古着支援に関わる輸送費の拠出、および募金会員がかかわるボランティア団体支援を行っています。2006年3月末よりは、これまで一人1口100円の募金から、一人1口から3口まで選択できるようになりました。
※2008年11月1日より社会貢献推進室は、CSR部に統合され、現在至っています。