2008年度
みんなのフォーラムinならしの<このまちで、イキイキ、生きる!>に参加しました
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
荒木市長のあいさつ
社会福祉法人習志野市社会福祉協議会より依頼をうけ、2008年9月30日(火)に千葉県の習志野市市民会館で開催された、「このまちで、イキイキ、生きる!連絡会」主催の「みんなのフォーラムinならしの<このまちで、イキイキ、生きる!>」フォーラムのパネリストの一人として「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障がい者在宅勤務チーム)の下山利博が、参加しました。当日は、小雨の降る天気でしたが約200名の参加者がありました。このイベントは「障がいがあっても、地域でちょっとした手伝いがあれば、もっとイキイキ生きられるんだ。」ということを発信していく前向きな明るいフォーラムとして開催されました。
13時に司会第一声の後、習志野市の荒木市長のあいさつがありました。その後、「当事者、大いに語る!」のコーナーで障がい者が、地域でイキイキと活躍している(知的障がいの方、肢体障がい者、精神障がいの方、肢体障がい児の親の立場、視覚障がいの方の)5名がパネリストとして紹介されました。下山が肢体障がい者として話をしました。事故当時の今までできたことができなくなったことを悲しんだ気持ちと、リハビリを続けて1年半後に退院したことを話しました。その後、在宅就労という恵まれた環境で作業できる会社に就職することができて、今では電子メールや電話などのコミュニケーションツールを駆使して行う業務が大変やりがいがあり、障がい者でも就労のよろこびを実感していることを伝えました。そして、小学校・中学校・高校や地域の中で「車イス体験講座」で車イスの介助方法だけでなく障がい者の気持ちを伝える活動で交流をしていることを通してイキイキと生きていることを話しました。他の4名の方も地域でイキイキと生きているとアピールされました。
「当事者、大いに語る!」のコーナーの様子
「地域からの応援メッセージ」のコーナーの様子
14時50分からは、障がい者を雇用している企業の方や、地域の人たちに障がい者の生活を知ってもらう活動を続けている方、特別支援教育学校で進路指導を担当している先生ボランティア活動をしている方が「地域からの応援メッセージ」として発表されました。
最後に大会アピールを行い、以下の4点を参加者で確認しました。
- 大きな心でゆとりをもってまわりを見渡してみましょう。
- 大げさでなく、さり気なくできることを探してみましょう。
- 少しでも、できることをしてみましょう。
- そして、障がいのある人もない人も、みんながイキイキ生きられるまちを一緒につくっていきましょう。
全ての発表には、要約筆記と手話のスタッフが対応されました。
誰もが同じ町で同じように幸せに生きることができる地域にしたいとの思いを共有できるフォーラムに参加できて、本当にうれしく思いました。
参加者の皆様より(抜粋)
- 前向きな生き方に感動しました。
- 当事者の方のお話しを聞く機会が今まではほとんどなかったので、イキイキ暮らしているお話しが聞けてよかった。
- 自分は障がいをもつ方に何もできないと思っていましたが、町や道路を汚さない、キレイにすることで少しでもお手伝いができると聞くことができて少し安心しました。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障がい者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、OKIグループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
株式会社沖ワークウェルは、OKIグループの障がい者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障がい者の雇用を拡大すると共に、知的障がい者や視覚障がい者の雇用も実施しています。
「当事者、大いに語る!」では、パネリスト全員がイキイキとアピールしました。