沖電気研究開発(No.169)

小振幅CMOSインタフェース回路

 富田 敬  横溝幸一  羽賀和清  山田 享

 9mWという低消費電力で622Mbit/sの高速データ伝送が可能な,小振幅CMOSインタフェース回路について述べる。本回路をAdvanced Low-voltage Interface Circuit System(ALINX)と呼ぶ。回路構成の特長は平衡伝送方式を採用した0.3Vの高速小振幅信号であること,伝送線路駆動用に1.2V電源を使用し低DC電力を実現していることにある。622Mbit/s動作での消費電力は汎用ECLインタフェースの約6分の1である。また,LSIパッケージは低インダクタンスのプラスチックQFPを使用している。ALINXは通信システム用LSIの156Mbit/s,156MHzインタフェース回路として実用化されている。


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