人の目とAIの目で見たいものを見逃さない
OKIは多くのお客さまのご協力をいただきながら、「フライングビュー」の社会実装に向けた取り組みを進めています。
2020年度実験の様子
海上における安全性確保や生産性向上の観点から、自動運航船に注目が集まっています。海上技術安全研究所様(海技研様)とOKIは、自動運航船の安全対策ならびに船員負荷低減技術として期待される遠隔監視・遠隔操船に関する共同研究を進めています。
この研究では広島・因島付近を航行する海技研様が管理する小型実験船「神峰」と、海技研構内(東京・三鷹)に設置されたコックピットをモバイル回線で結び、「神峰」に搭載されたフライングビューが送る周辺映像をコックピットで確認しながら、遠隔監視・遠隔操船を実施します。
遠隔監視・遠隔操船の構成イメージ
自動車の電動化、情報化、知能化およびMaaSといった変革に対応し、さらなる安全なモビリティーの実現に貢献する技術開発に取り組んでいます。
この研究では、遠隔操作者が安全な運転を行うために必要な車両周辺情報などから周囲の歩行者の安全を含めた安全な運転をアシストするシステムの実現を目指しています。このなかで、実験車両にフライングビューを搭載し、俯瞰合成映像を活用した遠隔からの周囲状況把握による安全な遠隔操作の研究を進めています。