ERP連携IoTソリューションRFID活用ソリューション
ERP・生産管理システムを十分に活用するために
ERP・生産管理システムは、経営に欠かせない多数の機能が含まれています。
迅速な経営スピードが求められている中、早期のシステム導入が必要であり、各機能毎にプログラム開発やテーブル設計を最初から行う必要がない、ERP・生産管理システムのパッケージ導入が増加しております。
機能の一例
- 生産管理、販売管理、マスター管理、在庫管理、購買管理、工程管理、品質管理、原価管理など
ERPの機能を活用し経営情報を正確に効率良く上げるために、導入段階では各業務の標準化(生産管理、購買管理、販売管理など)やマスターの整理、見直しを行います。
また、ERPを利用する事で各種データの集約も容易となり、情報連携のスピードも上がり、迅速な決算が実現できます。
ERPをさらに活用し、現場改善(原価低減、リードタイム削減など)が可能です。
OKIでは、現場改善のソリューションとして、正確でリアルタイムな実績登録を簡単に実現できる「RFIDを利用した実績データのERP連携ソリューション」をご紹介いたします。
ERPに期待すること

RFID活用によるソリューション概要
ERPに実績を登録する手段として、RFIDタグを利用する方法があります。この方法により、正確でリアルタイムな実績登録が行え、また現場負担の軽減やミスの削減にもつながります。具体的な使用イメージは、下記となります。
- 部材倉庫
- 工場に納入される部材に、添付されているRFIDタグを一括で読取り、受入実績や棚卸実績の自動登録を行う
- 生産ライン
- 生産指示書に添付されているRFIDタグを読取り、作業の着手、完了時間まで正確な実績の自動登録を行う
- 製品倉庫
- 製品に添付されているRFIDタグを一括で読取り、誤出荷防止チェックと出荷実績や棚卸実績の自動登録を行う
本ソリューションの実現にあたり、それぞれ以下の特徴があるRFIDタグとRFIDリーダーを使用いたします。
RFIDタグ
- 金属や水分が多いといった環境状況や商品の形状にあわせ提案
RFIDリーダー
- 複数読取可
- 数メートル範囲で読込可
- 2次元バーコードの読取可
- 効果
- RFIDタグ一括読込による、現場負担軽減が可能
- 正確な情報を速やかにERPのデータベースに反映可能
- 帳票との現品のRFIDタグでの突き合わせチェックにより、出荷ミスの削減が可能

RFIDの利用で実現する現場運用
現場でRFIDを利用した現場運用例を2つご紹介いたします。本ソリューションは、デモをご覧いただけます。
詳細は、OKI営業やお問い合わせページからご連絡をお願いします。
現場運用例1:【出荷】RFIDの現品チェックで誤出荷防止
RFIDによる現品チェックの運用となります。
- RFIDリーダー(ハンディ)を用いて、ピッキングリストのQRコードを読取り、ピック品目のデータを取得する
- (1)と同様に、RFIDタグに格納されている現品のピック品目データを取得し、ピッキングリストのピック品目データと比較して現品のチェック作業を行う
- 読み取ったRFIDタグデータを出荷実績データとしてERPに取り込む

- 効果
- 一括読込による、一括現品チェックが可能になり、作業時間が短縮
- 出荷実績の自動作成
現場運用例2:【生産実績】RFIDで生産実績自動収集
RFIDによる生産実績自動収集の運用となります。
- RFIDリーダー(ハンディ)でRFIDタグを読み取ると、第1工程の作業開始時刻をRFIDリーダーの読み取りで作成
- (1)と同様に読み取ると、第1工程の作業完了データと第2工程の作業開始時刻を作成
- (2)と同様に読み取ると、第2工程の作業完了データと製造オーダ完了データを作成
- RFIDリーダーを読み取って作成されたデータは、生産実績データとしてERPに取り込む

- 効果
- 多数の製造オーダ実績が一度に収集可能になり、作業時間が短縮
- 正確な時刻での作業実績を現場負担なく自動作成