OKI Open up your dreams

コラム

2018年11月19日

お客様のバーチャルファクトリーを目指す

来住 晶介(Masasuke Kishi)
専務執行役員兼EMS事業本部長


あまり知られていないのですが、OKIはEMS(Electronics Manufacturing Service)事業を行っています。長年にわたる情報通信分野のモノづくりで培った設計・生産技術と豊富な実績をベースにした、メカトロニクスおよびエレクトロニクスの設計・生産受託サービスで2002年に開始したばかりの新しい事業です。海外の名だたる大手EMS会社の真逆の戦略を取ってきたのが特徴で、具体的には海外の大手EMSが安い労働力を使って家電やスマホなどの特定の商品を大量生産するのに対して、OKIは国内生産で、少量・多品種を得意としています。

OKIのEMS事業は、Made in Japanの特長でもある「安心安全」「長期安定供給」を活かした国内生産を基本に、高品質な“モノづくり総合サービス(設計からキーコンポーネント(注) 、製造、評価、保守)”をワンストップで提供しています。そして、EMSグループ各社の総合力を活かしてお客様にとって、あたかも自社の工場と同じように使い勝手の良いバーチャルファクトリーとしてお役に立つことを目指しています。

モノづくり総合サービスイメージ

生産しているのは、情報通信、計測、産業/FA機器、医療、電装、航空宇宙といった市場のハイエンド製品で、これは即ち日本メーカーが世界的にも競争力が高い市場でもあります。OKIはこれらのメーカーをお客様としたEMS事業を行っています。

生産している製品イメージ

これらの市場でEMSとして貢献していくために装置組立だけでなく、医療認定、JAXA認定などを取得して設計開発から行い、高密度大型多層基板を含めた各種キーコンポーネント等を生産し、そして製品全体の信頼性評価や保守を行っています。

さて、最近の世の中の状況をみていると、EMS事業が必要とされる機会がさらに増えるのではないか、と感じています。世界的に将来への不透明感が漂うなか、メーカーの方々は今後、すべて自前で設備投資するより、リスク軽減のためにEMSを使う機会を増やすだろう、と考えています。実際、最近お客様とお話をしていると、次のようなご意見やお考えを伺うことが多くなってきています。

  • 価値が製品そのものから、その利用法に移ってきているなか、さまざまな市場でAI、IoT、ビッグデータの活用といった新たな切り口で異業種からの参入が増えている。したがって新商品・新サービスの提供がますます大事になり、商品企画などの上流工程にリソースを割くことになるのでモノづくりはなるべく効率的に行いたい。
  • 上記に関連するが、日本でもベンチャーによる市場参入が増えてきており(実際当社へもベンチャーからの引き合いが増えています)、いかに早く新商品や新サービスの企画・提供ができるかが勝負となってくるため、準備に多くの時間と労力がかかるモノづくりはアウトソーシングしたい。
  • 製造の面では、ドイツのインダストリ4.0や米国のインダストリアル・インターネット、日本のコネクテッドインダストリーに代表されるようにモノづくりでスマート化、IT化が進み、全て自前で行うには従来とは次元の異なる投資がかかるので、なるべく抑えたい。

これからの大きな流れとして、顧客ニーズの多様化に加え、モノやサービスの進化・改良のスピードがもっとあがるので、同じモノの大量生産から、小ロットでの多品種生産(マス・カスタマイゼーション)といった流れが強まるだろうとみています。
このような動きを全てフォローの風ととらえ、OKI-EMSは日本のモノづくりをしっかり支えていきます。引き続き皆様の応援をお願いします。

  • キーコンポーネント:プリント基板、FPC、電線、筐体、電源、アクチュエーター、通信モジュールなど

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