• 商品サービス
  • 投資家の皆様へ
  • OKIについて
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

現在位置:Home > コラム2012年 > 紙幣還流型ATMでグローバルトップシェアを目指す


コラム

2012年4月13日

紙幣還流型ATMでグローバルトップシェアを目指す

鎌上 信也(Shinya Kamagami)
常務執行役員兼システム機器事業本部長


システム機器事業本部を担当しております鎌上です。

システム機器事業本部は、銀行や流通業界向けの現金自動預け払い機(ATM)や現金処理機、銀行の営業店システム、駅や空港などで見られる旅客交通業界向けの自動発券機や自動チェックイン端末などのメカトロ機器の商品開発・製造を担当しています。そのメカトロ機器の中でATMは日本国内に留まらず、韓国、そして中国へと事業を拡大してきましたが、今まさにさらなる「世界」への拡大を目指しています。

ATMとはAutomated Teller Machineの略で、簡単にいえば銀行員の仕事をしてくれる装置のことです。すでに世界各国に存在しますが、それらのほとんどは支払い専用機として使われています。つまり銀行員のごく一部の業務しか行っていないというのが実情です。

OKIは、1982年に預け入れされた紙幣を再度支払いに使用することを可能とした紙幣還流型ATMを、世界で初めて開発・販売したパイオニアメーカーです。2010年には7世代目となる「ATM-Recycler G7」の提供を開始しました。今、世界の金融機関は、銀行内でのお客様の待ち時間の緩和や資金効率の向上、現金警送コストの低減など、多くの導入効果が期待できる紙幣還流型ATMに注目しています。この期待効果は、多くの枚数の紙幣を預け入れることにより得られるもので、紙幣還流型でないと実現することができません。


福建省 工商銀行様

中国では経済成長とともに個人所得も増加し、活発に物が売買され、市中に大量の現金が出回っています。その上、故郷への送金、クレジットカードへのチャージ、公共料金支払い、ローン支払いなどの用途で銀行への現金預け入れの需要が高まる一方で、銀行窓口のサービスの悪さなどが社会問題化したことから、一気に紙幣還流型ATMの普及が加速しました。

現在、OKIは、中国での紙幣還流型ATMの販売の拡大を図り、トップシェアメーカーとなりました。しかし、その道のりはつらく険しいものでした。特に苦労したのが中国紙幣の扱いです。日本の紙幣は紙質が良く、非常に綺麗な状態の紙幣がほとんどです。しかし中国の紙幣は、市中での取り扱い方により、汚れ・折れ・しわ・破れなど、状態の悪いものが数多く出回っています。

このような紙幣を還流型ATMで取り扱うには、日本で培ってきた方式(技術)だけでは、お客様にご満足いただく品質を確保できませんでした。さらに、お客様から要求される紙幣の預け入れ受付基準も日本とは異なっており、発想の転換を余儀なくされました。そうして開発・設計者が苦労に苦労を重ね、お客様の要望や市場を反映した中国専用モデルATMを2002年に開発し、販売を開始しました。この専用モデルへの転換が現在のトップシェアの獲得に至っています。


深セン 中信銀行様

当初、悩んだ紙幣の質や扱いですが、ビジネスを進めていくうちに、中国は世界の各国と同じで、実は日本が特別だったということに気がつきました。他にも、日本の常識は世界の非常識である事実を何度も体感し、それを踏まえた各種改良も行ってきました。この経験が技術力の向上とともに、自信へと変わってきました。そして、それらの経験や技術ノウハウをつぎ込み、中国専用機からグローバルモデルへと進化した紙幣還流型ATM「ATM‐Recycler G7」を生み出したのです。

世界では中国と同様、従来の支払い専用機から紙幣還流型ATMへの移行の動きが活発化しています。世界各国の紙幣は、紙質、サイズ、汚損などさまざまで、この各国の紙幣を取り扱い、還流することは極めて難しい技術が必要ですが、OKIの「ATM‐Recycler G7」はそれを可能にしました。

「ATM‐Recycler G7」は、128種類の紙幣を同時に取り扱うことができます。コイン出金、非接触ICリーダライター、バーコードリーダー機能も持ち、紙幣入出金だけでなく、口座非保有者も含めた利用者に対して、複数通貨の両替、公共料金支払い等のサービス提供が可能です。複数の国に対して多種多様なサービスを計画する金融機関にとって、「ATM-Recycler G7」は1機種でグローバル市場への展開ができる最適なマシンとなります。

今後益々OKIは、世界中の人々にいろいろな用途で紙幣還流型ATMを使っていただき、社会のニーズに応える利便性の高いATMを提供し、グローバルシェアNo.1を目指していきます。


ATM-Recycler G7

コラム関連リンク

コラム内容に関するお問い合わせ先

ご質問・ご意見等がございましたら、以下のフォームよりお問い合わせください。
コラムお問い合わせフォーム
  • 記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
  • 各コラムの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ページの先頭へ



All rights reserved, Copyright © 1995-2019 Oki Electric Industry Co., Ltd.