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コラム

2009年12月1日

LEDプリンターの開発に拘った30年

中里 博彦(Hirohiko Nakazato)
OKIデータ
プリンタ事業統括本部
SFP事業部
事業部長


SFP事業部の中里です。

当事業部では、世界中のお客様に対して、LED(発光ダイオード)を使ったカラープリンターおよびモノクロプリンターをご提供するため、活動を行っております。

少ない電力で強い光をうみだすLED技術は、低消費電力、長寿命ということで地球温暖化防止に役立つ技術として注目を集め、今でこそ、LED照明、LEDテレビといったさまざまな商品が発表されていますが、OKIそしてOKIデータは、そのずっと前からLEDの将来性に注目し、技術開発と商品開発を行ってきました。

今から30年前に、OKI 研究所(現:OKI 研究開発センタ)が当時の日本電信電話公社(現在の日本電信電話株式会社(NTT)およびNTTグループの前身)とLEDアレイヘッドの共同開発に成功し、1981年に、世界で初めて光源にLEDヘッドを用いたページプリンター「OPP6100」が発表されました。その後、さまざまな改良が加えられ、トナーリサイクル、オゾンレスなどの環境対応技術をいち早く採用した世界最小サイズのページプリンター「MICROLINE 4w」(1996年発売当時)や、世界初となる1200dpi(dot per inch)のLEDヘッドを搭載した「MICROLINE 905PSII」などの特長のあるプリンターが開発されました。

LEDヘッドは微細なLEDが直線状に配置され、印刷信号に応じてそれぞれのLEDが点滅動作をします。たとえば、「MICROLINE 930PS-X」に搭載されている1200dpi A3ノビサイズのヘッドでは、15,360ドットのLEDが直線状に配置されています。LEDヘッドによるプリンターは、構造がシンプルであり、小型、高速、高精細かつ信頼性が高いといった特長を有しています。


A4モノクロLEDプリンター
「COREFIDO B410dn」

ここで、LEDプリンターの動作原理を簡単に説明するために、「B410dn」の中を覗いてみましょう。LEDヘッド、イメージドラムカートリッジ、トナーカートリッジ、定着器といったユニットがお行儀よく入っているのがわかります。

PCから送られてきた文書や写真などの印刷データは、プリンター内で処理が行われ、イメージデータとしてメモリーに格納されます。そのイメージは回転する感光体ドラムにLEDプリントヘッドを光源として照射され(露光)、ドラム上に潜像イメージが形成されます(潜像形成)。その照射された部分に電荷を帯びた数ミクロンの微小なトナー粒子をドラム上に付着させます(現像)。次にそのトナー画像はドラムとは逆の電圧がかかっている転写ローラや転写ベルトにより用紙に転写されます(転写)。最後に、定着器の熱と圧力を使ってトナーを溶かして用紙に定着させます(定着)。

さて、1990年代に入り、インターネットが普及し、カラー文書があつかえるようになると、LEDを使った小型カラープリンターの開発機運が高まりました。OKIデータは、カラープリンターを開発するにあたり、用紙走行路に4色(シアン、マジェンダ、イエロー、ブラック)のトナー画像形成ユニットを直列に配置し、用紙に直接色を重ねていくタンデム方式を採用しました。これは、将来求められるカラー高速印刷が可能となると考えたからです。まず、モノクロプリンターの画像形成ユニットを4個並べた試作機によって主要部品の開発を進めました。ところが、カラートナーは各色で特性が異なること、用紙上にトナー4色を重ねるため定着良好領域が極めて狭くなること、初めて開発する転写搬送ベルトは材質から選定する必要があること、4色分の印刷データを並行して処理する画像処理LSIの開発など、カラープリンターの開発は苦難を極めました。それでもなんとか、1998年に、A4機では初めてのタンデム方式カラープリンター「MICROLINE 8c」を出荷することができました。

その後、発光露光量のばらつきを補正できる高解像度LEDヘッドの開発、自動的にLEDヘッドを制御して各色の画像を重ね合わせる印刷位置ずれ補正技術の開発、用紙の両面から加熱する定着能力の高い定着器の開発、印刷用紙枚数を半減し環境保護に貢献する両面印刷ユニットの開発など、さまざまな技術改良が重ねられました。 そして、数々の雑誌や機関から高い評価を受けた「エピフィルムボンディング技術」を採用したLEDヘッドを搭載したA4機「C3400n」やA3機「C810dn/830dn」などの小型カラープリンターの開発に結びついていったのです。


A3カラーLEDプリンター
「COREFIDO C830dn」

昨年、OKIデータは、国内オフィス市場向けLEDプリンターと複合機を対象に、5年間無償保証をうたい文句とした「COREFIDO」ブランドを立ち上げました。これは、30年間にわたり、独自のLEDプリンター技術にこだわり続け、お客様に喜んで使っていただける使いやすく信頼性の高いプリンターの開発にこだわってきた成果です。また、今年10月より、女優の菅野美穂さんが出演する、新CM「現場に、愛を」もスタートしました。

OKIそしてOKIデータは、これからも小型化、高速化、高解像度化はもちろんのこと、省エネ化を一層進めた環境にやさしい高品質なLEDプリンターと複合機の開発をしていきますので、どうぞご注目ください。

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