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導入事例

2011年5月16日

帯広信用金庫様

物理サーバー増加による諸課題を仮想化で解決
統合ストレージとの組み合わせで万全のバックアップも実現


帯広信用金庫様外観

北海道十勝地区の金融機関として地域発展の一翼を担う帯広信用金庫様は、積極的なシステム導入に伴う物理サーバーの増加で、運用管理業務の負荷が増大の一途を辿っていました。この課題を解決するため、サーバーの仮想化技術を採用。具体的なソリューションとして、OKIカスタマアドテックの提案した「VMware」とブレードサーバー、統合ストレージ・テープライブラリ装置などによる新たなハードウェア基盤を導入し、システム運用管理にかかる業務の大幅な効率化を実現しました。

大正5年(1916年)創業の帯広信用金庫様は、「地域の産業と社会発展のために地元金融機関が不可欠」という創設当初の考えを90余年にわたって受け継ぎ、十勝地区における協同組織金融機関として法人・個人に対する各種のサービスや支援活動を幅広く提供しています。


事務部
推進役 山﨑 玲一 氏

代表的な取り組みとしては、経済産業省が展開する「地域力連携拠点事業」への参画や、地元の帯広畜産大学との地域経済発展に関するさまざまな共同研究などが挙げられます。前者では2008年に優秀事例として中小企業長官賞を受賞。後者はすでに10年以上の歴史があり、最近では地産地消に農商工連携を加味した「十勝型地産地消と地域密着型フードシステムの展開」を共同研究の成果として発表しています。

さらに、2007年度から「地域密着型金融推進計画」、2009年度からは「事業価値向上への挑戦」と銘打った新中期経営計画を実施し、“十勝の金融機関”としてのさらなる信頼向上を目指しています。

こうした事業強化のための諸施策を展開する一方で、システムの活用による業務効率化も積極的に進めてきました。帯広信用金庫様では、勘定系の基幹システムについては信金共同事務センターから提供される共通のシステムを利用しています。「そこで私どもでは、センターシステムを補完する情報系やネットワーク系、セキュリティ関連のシステムを独自に整備してきました」と、事務部 推進役の山﨑玲一氏は話します。

背景・導入目的

既存ソフトウェアの継続利用も可能な仮想化への移行に着目

1台の物理サーバーで1OS・1アプリケーションを運用する一般的な形態では、システムの拡充を進めていくとサーバー台数が増え、運用管理の負荷も増大してしまいます。5~6年の間に30程度の新規システムを立ち上げた帯広信用金庫様でも、このような課題を抱えていました。「日常的な業務では、システム個々にバックアップを取る手間が相当かかっていました。また、ハードウェア更新のたびに見積りをベンダーに依頼し、起案して承認を取り機器を入れ替えるという一連の作業もかなり負荷になっていました」と、山﨑氏は振り返ります。

課題解決に向け新たなハードウェア基盤の構築を考え始めたのは2008年。新基盤の要件としては、物理サーバーを集約できること、ハードウェア入れ替えの手間がなく安定運用が可能なこと、システム変更テストや導入事前テスト環境を容易に確保できること、サーバー資源の最適化を図れること、さらに既存のソフトウェアに不満はなかったことから、基盤変更後も継続利用できることもポイントでした。

そして、これらに適合する仕組みとしてサーバー仮想化に着目し、幅広く情報収集して検討を重ねていきました。このとき、OKIグループのサポートサービス会社でSI事業も手がけているOKIカスタマアドテックも、仮想化技術や具体的な製品、金融業界での導入・運用事例などを提供しました。

50項目におよぶ詳細な比較を経てOKIカスタマアドテックの提案を採用

新基盤の導入は当初、中期システム戦略の中で2010年度に実施する計画を立てていましたが、「2009年4月に、私どもの希望にマッチするサーバー仮想化基盤ソフトウェアの新バージョンがリリースされたことを知り、導入意欲が一気に高まりました」(山﨑氏)。その製品が、世界的にも高い導入実績を挙げている「VMware」(VMware vSphere 4)でした。

中期システム戦略の中では、2011年度までにファイルサーバーや文書管理サーバー、ネットワーク認証サーバーなどの更改、さらに2011年9月に実施される共同事務センターのハードウェア集約に伴うオンライン補完情報系システムの更改によって新規サーバーの導入も予定されていました。

このような背景から、ハードウェア基盤の変更も1年程度前倒しで進行することを決定。2009年4月から12月までの期間に、従来のハードウェア納入ベンダーや、これまでサーバー関連では取引のなかったOKIカスタマアドテックを含め複数のベンダーから具体的な提案を募り、約50項目におよぶ比較表も作成してきめ細かな検討を行いました。

その結果、2010年2月、OKIカスタマアドテックの提案を採用することを決定。山﨑氏は、「機器構成や価格、構築実績、ノウハウ、サポート力など総合的に見て、私どものシステム戦略に最も適合していたのがOKIカスタマアドテックの提案でした」と、採用のポイントを語ります。

システム概要・導入ポイント

ブレードサーバー3台に仮想サーバー24台を集約


仮想化サーバー

導入決定後は1カ月程度で詳細設計の調整を済ませました。そして、2010年4月中旬の土日を使って2日間で既設の物理サーバーを仮想サーバー環境へと移行し、翌日の月曜日から本番稼働を開始。その後、バックアップ環境の調整を行い、5月末までに導入を完了しました。「短期間での作業でしたが、OKIカスタマアドテックが強力にサポートしてくれたおかげでスムーズに進行できました」と、山﨑氏は話します。

新しいシステム環境は、3台のブレードサーバーで「VMware」による仮想サーバー計24台を集約しています。従来よりもサーバー台数が減少したのは、システム見直しによって一部のソフトウェアの運用を終了したためです。

ハードウェア障害に備えて、ハードウェア構成は単一障害点のない構成で構築しました。また、仮想マシンはすべて新規に導入した統合ストレージシステムに存在します。

データバックアップについては、ストレージシステムの容量40TBを2分割し、本番環境のデータと前日データを保存。後者のデータはさらに仮想サーバーのバックアップ環境にも転送され、最終的にテープライブラリに記録・保管されます。こうした3重のバックアップ対策で、万が一のシステムトラブルでもスムーズな復旧が可能になっています。

導入効果・今後の展望

運用管理の業務効率化に加え新規システム構築時のコスト削減にも寄与

仮想化サーバーの導入により、従来環境で抱えていた諸課題は一気に解決されました。

機器の状態管理や障害情報管理などハードウェアの運用保守が集中的に行えるようになり、業務効率は大幅に向上しました。仮想サーバーに対するCPUやメモリ、ハードディスクなどの割り当ても稼働状況に応じて柔軟に変更できるため、リソースの最適化も図ることができています。

以前のようなサーバー機器の更改とそれに伴う事務的作業の負荷も解消されました。新規システムを導入する際にもサーバー機器を検討する必要がなくなり、ソフトウェアの検討に集中できるようになりました。また、既存システムの運用を終了する場合も、従来のように機器の廃棄に手間を取られることがなくなりました。

山﨑氏は、「既存システムの変更や新規システム導入などに際して、従来は相応の手間とコストをかけていたテスト環境を容易に構築できるようになったことも、導入効果の1つです」と付け加えます。

さらに、既存システム(ソフトウェア)に一切手をかけることなく延命できたことのメリットにも言及します。「以前の環境であれば、物理サーバーの老朽化に伴う入れ替え時にはソフトウェアのバージョンアップも必要になりコストがかかるケースが多々ありました。しかし、仮想環境であれば、機能・性能に問題がない限りコストをかけずにシステムを継続利用できます」。

新しいハードウェア基盤で仮想サーバー環境を整えた帯広信用金庫様は、次のステップとしてクライアント側の仮想化=シンクライアント化も視野に入れています。ただ、「導入するかどうかは、効果の有無をきちんと検証したうえで判断していきます」と、山﨑氏は言います。

帯広信用金庫様の将来的なシステム戦略においても、OKIカスタマアドテックならびにOKIが貢献できる場面はまだまだありそうです。山﨑氏も「今回のプロジェクトでは、提案の過程から導入、さらに運用開始以降のサポートまで、申し分のない対応をしてくれています。今後もさまざまな分野で、私どもに有用な提案をしてくれることを望んでいます」と、OKIグループに対する評価と期待を語っています。

システム構成図

帯広信用金庫様 概要

名称 帯広信用金庫
本店所在地 北海道帯広市西3条南7丁目2番地
代表者 増田 正二 理事長
創立 1951年5月(創業1916年5月)
職員数 420名(2011年3月31日現在)
事業内容 法人向け、個人向けの各種金融サービスの提供
ホームページ http://www.obishin.co.jp/

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