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導入事例

2010年7月21日

東武バス株式会社様

大型液晶表示の「バス運行状況案内板」で“乗り場での分かりやすいバス情報”を提供
「Locoもび」により付加価値の高い位置情報提供サービスを実現


東武バス様 車両

東武鉄道グループで旅客バス事業を手がける東武バス株式会社様(以下、東武バス様)は、GPSを利用したバスロケーションシステムの刷新を機に、OKIの提供する位置情報ASPサービス「Locoもびサービス」を中核とする新しいインフラを構築し、パソコンや携帯電話でバスの運行位置を検索できる「バス現在位置情報サービス」の提供を開始しました。

さらに、このシステムを応用した仕組みとして、バス乗り場において運行状況がひと目で分かる「バスロケーションシステム液晶接近表示機(液晶表示の大型案内板)」も導入。千葉県の南柏駅東口および柏駅西口に計3台を設置し、同社バスを利用するお客様に対する“より分かりやすい発着情報”の提供を実現しています。

東武鉄道バス事業本部の分社化によって2002年10月に誕生した東武バス様は、事業の統括管理会社である同社と、バス運行会社として東京都および一部埼玉県を営業エリアとする東武バスセントラル株式会社様、埼玉県を担当する東武バスウエスト株式会社様、千葉県を担当する東武バスイースト株式会社様、栃木県日光市を担当する東武バス日光株式会社様の計5社 約800両で「東武バスグループ」を形成し、1都3県にまたがる路線バスのほか、高速バス・空港連絡バス・コミュニティバス・深夜急行バス・貸切バスなど旅客輸送の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。


運輸部 課長
渡部 淳 氏

また、ノンステップバス・ワンステップバスによる"乗りやすさの向上"にも注力。その導入比率は全国のバス事業者の中でも上位にランクされています。さらに、CNG(圧縮天然ガス)バスやハイブリッドバスといった環境に優しい車両の導入も積極的に進めています。

運輸部 課長の渡部淳氏は、「お客様に便利で快適にバスをご利用いただくための施策として、“分かりやすさの向上”も重視しています」と話します。たとえば、地図に路線を書き入れる方法で路線案内図を作成し、目的地に一番近い停留所などが簡単に分かるよう工夫しています。

そしてもう1つ、ITを活用した運行案内サービスの拡充にも力を入れています。その仕組みの中核となっているのが、GPSによってバスの走行位置情報を管理するバスロケーションシステムです。

背景・導入目的

新システムで運行管理業務効率化とお客様サービスの向上を実現

東武バス様では、15年ほど前から一部の路線において、無線を利用し停留所の表示機でバスの運行状況を通知するバスロケーションシステムを運用してきました。しかし従来のシステムでは、お客様は停留所でなければ情報を得られない、また営業所側は詳細な運行状況を把握できないといった課題がありました。

そこで、お客様サービスの向上と運行管理業務効率化の両方に寄与する新システムへのリプレースを決定。東武鉄道グループでIT事業を手がける東武ビジネスソリューション株式会社(以下、TSOL)様、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、NTTドコモ)様、OKIの3社の協力のもと、2006年に新しいバスロケーションシステムを構築しました。

新システムでは、OKIの提供する車両位置情報ASPサービス「Locoもびサービス」を採用。バスに装備したGPS装置からのデータを、NTTドコモの携帯電話回線経由で「Locoもびセンター」に集約し、管理端末の地図画面に表示された車両の位置情報で運行管理を行えるようにしました。

これと合わせて、お客様自身がパソコンや携帯電話を使って停留所名からバスの運行位置をチェックできる「バス現在位置情報サービス」を開発。2006年3月に東武バスウエスト様の川越営業事務所、坂戸営業所、上尾営業所(一部路線)でサービス提供を開始し、2007年12月からは新座営業事務所、さらには東武バスイースト様の西柏営業事務所、沼南営業所へとエリアを拡大しました。

“より便利なバス利用環境”を目指し、位置情報を活用した案内板の導入を決定


運輸部 主任
上原 裕一 氏

「Locoもびサービス」を利用した新システムは、営業所におけるお客様からの問い合わせ対応なども含めた業務の効率化に大きな効果をもたらしました。また、お客様からも「バスの運行状況に合わせて家や会社を出られるようになったので非常に便利」といった評価が寄せられました。

しかし東武バス様は、その成果に満足することなく、さらなるサービス向上に目を向けました。「インターネット・携帯電話が広く普及したとはいえ、端末をお持ちでないお客様もいらっしゃるのは確かです。私どものバスをより便利に利用していただくための仕組みとして、主要ターミナルなどで情報を広く提供できる案内板も必要なのではないかと考えました」(渡部氏)。

具体的な検討に着手したのは2008年9月。お客様にとって一番見やすい表示方式を選定するため、鉄道会社や他のバス会社などへのヒヤリング、現地調査を徹底的に行った結果、鉄道業界で導入が進んでいた液晶表示を採用することとしました。「もう1つの選択肢としてLED表示がありましたが、視認性では液晶のほうが圧倒的に優っていましたし、設置場所に応じた提供情報の変更・追加など、将来展開の面でもメリットがあると考えました」と、運輸部 主任の上原裕一氏は話します。

導入ポイント・システム概要

“お客様の分かりやすさ”を最優先に考え、運行情報の表示方法を工夫

液晶案内板の導入に向けた作業も、TSOL様・NTTドコモ様・OKIと連携して進められました。インフラ面については、すでに運用を開始していたバスロケーションシステムがベースとなるため、GPSの測位地点の再チェックと多少の調整を行う程度で済みました。

その一方で、案内板に情報を表示するためのソフトウェア開発には、相当な苦労が伴いました。上原氏は、「画面のデザインは鉄道会社の導入例を参考にすることができましたが、バス特有の運行情報をどう表示するかについてはゼロから考えなければならず、お客様が一番分かりやすい表現に知恵を絞りました。また、情報表示・消去のタイミングについても、設置場所ごとに乗り場までの距離やルートなどを細かく調査して設定しました」と説明します。


JR南柏駅東口のペデストリアンデッキ上に
設置された総合発車案内板

こうして液晶案内板は、検討開始から半年後の2009年3月、東武バスイースト様の主要ターミナルの1つであるJR南柏駅東口に「総合発車案内板」として1台、同年9月にはJR柏駅西口の2番・3番乗り場に「運行状況発車案内板」として各1台設置されました。また、22カ所の停留所に、位置情報を活用した新しい接近表示バス停も導入されました。

南柏駅東口の案内板は、駅改札からバスロータリーへ向かう途中のペデストリアンデッキ上に設置され、3つの乗り場ごとに行先・発車予定時刻・運行状況を表示。柏駅の案内板は各バス乗り場において行先・発車予定時刻・運行状況を表示しています。いずれの案内板も、液晶画面の下部にメッセージボードが付加されており、臨時バスの運行や地域イベントなどタイムリーな情報も提供できるようになっています。

案内板の目玉である運行状況の表示は、該当するバスの位置情報をもとに、5個前の停留所を通過した時点から「5停前通過→4停前通過→3停前通過→2停前通過→1停前通過→まもなく到着→発車待ち」と順次切り替わっていきます。この中で、特に「発車待ち」については、先述した情報表示・消去のタイミングに細心の注意が払われています。バスの運行は、渋滞などの影響で定刻通りに進まないことがあり、遅延時には、到着してすぐに出発となるケースも間々あります。そうした状況になった場合は、お客様の混乱を避けるため、「発車待ち」を表示しないようにソフトウェア上であらかじめ設定しています。

もちろん、定刻運行時の表示にもきめ細かな配慮がなされています。たとえば南柏駅東口は、案内板から各乗り場までの距離に差があることから、お客様の移動時間も計算して「発車待ち」表示の消去タイミングを乗り場ごとに変えています。


  • JR柏駅2番乗り場設置の運行状況発車案内板

  • JR柏駅2番乗り場

  • JR柏駅3番乗り場設置の運行状況発車案内板

  • JR柏駅3番乗り場

導入効果・今後の展望

設置現場での確かな手応えを受け、さらなる展開に意欲

「設置現場を視察していると、お客様が皆、案内板に視線を向けていただいているのを見て、本当に嬉しく思います。南柏駅では、ペデストリアンデッキ上に設置されている案内板で運行状況をご覧になってから各乗り場に向かうお客様も多く、その有効性を改めて認識することができました」。渡部氏は、肌身で感じた案内板の導入効果をこう語っています。

上原氏は、「通勤・通学などで利用されるお客様は"リアルタイムな時刻表"として活用いただいているようです。加えて、たとえば柏駅西口からは有名な医療機関やスポーツ施設、ショッピングセンターなどに向かう路線もあるので、私どものバスに初めて乗車されるお客様に対しては、まさに"案内役"として現場での業務に貢献しています」と話します。

東武バス様では2010年度内をめどに、東武バスウエスト様管内の主要ターミナルにおいても液晶案内板を設置していく計画で、その際には、液晶画面の更なる大型化での情報提供なども行っていく意向です。

そして、「今後も位置情報を有効活用したサービスのエリア拡大、内容の充実に積極的に取り組み、お客様にとって分かりやすく乗りやすいバス利用環境をさらに高めていきたいと考えています」と将来展開を語る渡部氏は、「それらを実現するための更なる提案をOKIには期待しています」と、システム拡張に向けたOKIのサポートにも大きな期待を寄せています。

サービス概要図

東武バス様 概要

社名 東武バス株式会社
本社所在地 東京都墨田区押上2-18-12
代表者 名倉 豊 取締役社長
設立 2002年10月1日
従業員数 1,420名(東武バスグループ計、2010年5月現在)
事業内容 グループ4社(東武バスセントラル株式会社、東武バスウエスト株式会社、東武バスイースト株式会社、東武バス日光株式会社)の旅客自動車運送事業に係る事務の代行、動産および不動産の賃貸借など
ホームページ http://www.tobu-bus.com

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