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現在位置:Home > 導入事例 > 2009年 > 「自分の顔にぴったりのメークが学べる」と好評のゲームソフトに高精度の顔認識エンジン「FSE™」を採用


導入事例

2009年3月2日

株式会社セガ様

「自分の顔にぴったりのメークが学べる」と好評のゲームソフトに高精度の顔認識エンジン「FSE™」を採用


セガ様 社屋外観

世界有数のソフト資産を持つゲームメーカーとして世界的な評価を獲得している株式会社セガ様(以下、セガ様)は、「個々人の顔立ちに合った最適なメーキャップ方法」をアドバイスする女性向けのゲームソフト「プロジェクト ビューティー™」を発売しました。ゲーム市場の新ジャンルを切り開いた同製品のポイントは、カメラ機能付きの顔認識カートリッジにより、自分の顔でいろいろなバーチャルメークを楽しめること。その機能の実現に寄与しているのが、OKIの提供する顔認識エンジン「FSE™(Face Sensing Engine™)」です。

1960年に設立されたセガ様はアミューズメントマシンのメーカーとして事業をスタートし、ブームを呼んだ「UFOキャッチャー」、世界初の体感ゲーム「ハングオン」や3DCG格闘ゲーム「バーチャファイター」、アーケードゲームとカードの融合を実現した「ワールドクラブ チャンピオンフットボール」シリーズや「甲虫王者ムシキング」など、ゲーム史上に残る数多くの"名作"を送り出してきました。一方でアミューズメント施設の運営も手がけ、都市型から郊外型まであらゆるニーズに応じた約450店を全国に展開しています。さらに屋内型テーマパーク、娯楽を主体とした大型複合商業施設の開発にも取り組むなど、新たなエンターテインメントの世界を創造し続けています。

1983年からは、家庭用ビデオゲーム市場にも参入。広範囲にわたるコンテンツ開発力と技術応用力を活かして、先進的な製品を次々と提供しています。また、昨今のゲーム機器の進化に伴ってソフトのカテゴリーも多様化を極める中、世代を超えて幅広く楽しめる新しいジャンルのゲームソフト開発にも力を注いでいます。

背景・採用目的

資生堂とのコラボレーションでゲームソフトの新ジャンルを開拓


第四CS研究開発部
制作チーム
ゲームディレクター
島野 光弘 氏

2008年11月27日にセガ様が発売した「ニンテンドーDS®」(任天堂株式会社の携帯型ゲーム機)対応ソフト「資生堂ビューティーソリューション開発センター監修 プロジェクト ビューティー」(以下、プロジェクト ビューティー)も、「バーチャルメーキャップ+ビューティーツール」という新ジャンルを切り開いた製品の1つです。

「プロジェクト ビューティー」は、20代から40代の女性をメインターゲットに、株式会社資生堂の製品・サービスを支える資生堂ビューティーソリューション開発センターが長年培った美容に関するさまざまなノウハウ・先端技術・理論に基づいて、個々の利用者に最適なメーキャップのアドバイスや美容に関する多彩な情報を提供するという、従来にないユニークな製品。化粧品メーカーとコラボレーションしたゲームソフトであることも業界初となります。

同製品の企画・開発を統括した第四CS研究開発部 制作チーム・ゲームディレクターの島野光弘氏は、「メークに関するソフトを当社が単独で開発して『貴方にぴったりの方法を教えます』と言っても、何の説得力もないと考えました。そこで、化粧品業界をリードする資生堂様に"飛び込み"に近いような形でアプローチして内容をお話したところ、幸いにも快く承諾していただくことができました」と、企画のスタート当初を振り返ります。

利用者個々の最適メークを導き出すために顔認識エンジンが不可欠

「女性の方なら誰でも、メークの仕方について自分なりの考えを持っているでしょうし、日頃から雑誌などを見て新しいメーク術も取り入れていると思いますが、その方法が正しく最適なものであるとは必ずしも言えません。しかし、美容のプロの知識とノウハウが凝縮されているこのソフトを使えば、利用者それぞれの顔立ちに合ったよりよいメーキャップ方法がすべて分かります」。島野氏は、「プロジェクト ビューティー」の利用メリットについて、このように語ります。



そして同ソフトは、付属のニンテンドーDS専用顔認識カートリッジ「DSスキャン」を使い、利用者自身で撮影した顔の画像でいろいろなパターンのメーキャップを試せる点が、他にはない大きなセールスポイントとなっています。

バーチャルメーキャップが楽しめる「メークナビ」の「オススメメーク」モードでは、カメラで取り込んだ顔のデータを4つのタイプ(フレッシュ・活発、キュート・かわいらしい、クール・シャープ、やさしい・女らしい)に分類し、顔立ちに合った最適なメークとメーキャップ方法をアドバイスしてくれます。画面上には素顔と自動でメーキャップされた顔の両方が表示され、どのように変わるかを見比べることができます。さらに、ビジネス・デート・フォーマルといったシチュエーション別やシーズンごとの最適メークなども試せます。また、「フリーメーク」モードでは、ファンデーション・アイブロー・アイシャドー・アイライナー・マスカラ・ほお紅・口紅・リップグロスの色、濃さ、質感、形を、簡単な操作で自由にシミュレーションできます。

こうした機能を実現するためには、撮影した顔の画像から目・鼻・口などの各部位を認識し、それぞれのメーク範囲を特定する仕組みが必要です。その重要な役目を担うものとして採用されたのが、OKIの顔認識エンジン「FSE(Face Sensing Engine)」です。

採用理由・ポイント

ソフト開発の負荷軽減を重視し「同じ用途での採用実績」に着目

FSEは、写真やビデオ映像から人の顔を検出・追跡する機能、顔の特徴点を抽出・追跡する機能、顔による個人識別機能などを提供する組み込み用途向けのエンジンで、2005年の発売以来、精度向上と機能追加を重ねながらデジタルカメラ、携帯電話、携帯ゲーム機用ソフトウェア、携帯電話向けコンテンツサービスなど多様な分野にわたり、世界で累計1000万以上のライセンスを供給する実績をあげています。

また、独立行政法人 情報処理推進機構が主催する「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2007」でグランプリを受賞するなど、市場での高い評価も獲得しています。

「プロジェクト ビューティー」では、FSEの顔検出機能および特徴点抽出機能により、取り込んだ顔の画像から輪郭や各部位の位置を検出。その数値をもとに資生堂様のデータに基づく計算を行い顔立ち分析し、最適なメーキャップを施した顔の画像を表示します。


FSEの顔検出機能および特徴点抽出機能を
活用した顔画像

顔認識エンジンは他ベンダーからもリリースされていますが、セガ様がFSEを選んだ最大の理由は、ニンテンドーDS用ソフトですでに採用実績があったことでした。島野氏は、「同じ対応機器と用途で実績があれば、機能の細かなチェックやカスタマイズを極力抑えられることによって開発期間を短縮でき、それが結果的に開発コストの抑制にもつながると考えました」と話します。実際、FSEのデリバリーはスピーディに行われ、機能の確認・検証もすぐに完了することができました。さらには、資生堂様からの要望に合わせて多少のカスタマイズも必要でしたが、特に問題もなくスムーズに作業を進められたそうです。

効果・今後の展望

基本機能のスピーディな実現で社内審査時の実機デモが可能に

FSEの採用によってベースとなる機能を早期に確立できたことは、製品発売に向けた社内審査においても少なからぬプラスの効果をもたらしました。

セガ様では、新製品の開発に際して、必ず責任者が経営会議の席でプレゼンテーションし、経営陣の審査を受けることになっています。島野氏は、「女性にターゲットを絞ったソフトはそれまでにあまりなかったうえ、経営陣にも女性が少ないので、どういう評価をくだされるのか正直なところ非常に不安でした」と、審査前の心境を明かします。

しかし、そのプレゼンテーション時に、FSEを使った機能の一部を実機によるデモで披露することができました。「資料やイメージだけの説明では新製品の魅力をなかなか理解してもらえなかったかもしれませんが、実際の顔の映像にメーキャップできるところを紹介できたのは大きなインパクトがありました。厳しい審査を通過できたのもFSEのおかげだと思っています」と、島野氏は語っています。

個人データ保護などゲーム分野での用途拡大にも注目

こうして店頭に並んだ「プロジェクト ビューティー」は、ターゲットとして見込んでいた層はもとより、メークに興味を持ち始めた10代後半の女性にも購入され、「自分の顔でメーク術が学べる」と好評を博しています。

島野氏は、「現在の製品は日本女性の顔立ちに合わせたものですが、『よりきれいなメークがしたい』という願望は世界共通ですから、ソフトのコンセプトは海外でも受け入れられると思っています」と、今後の大きな可能性に期待を寄せます。加えて、「顔認証はいまや、入退室管理などにも利用できるくらい精度の高いものになっているので、複数の人でゲームを利用する際の個人データ保護などにも使っていけるのではないでしょうか」と、ゲーム分野におけるFSEの活用シーンの広がりにも注目しています。

「FSE」の機能を利用した「プロジェクト ビューティー」画面および各種解説画面の一例


  • ファンデーション選択画面

  • ファンデーションの塗り方解説画面

  • リップグロス塗り方画面

セガ様 概要

社名 株式会社セガ
本社所在地 東京都大田区羽田1-2-12
代表者 臼井興胤 代表取締役社長 COO
設立 1960年6月3日(創業1951年4月)
従業員数 3,245名(2008年4月1日現在)
事業内容 家庭用ゲームおよび業務用ゲーム(アーケードゲーム)の製造・販売、アミューズメント施設の開発・運営、ケータイコンテンツの開発、キャラクターグッズの企画 等
ホームページ http://sega.jp/

プロジェクト ビューティー 概要

価格 DSスキャン同梱版5,800円(税込6,090円)、ソフト単体4,800円(税込5,040円)
対応機種 ニンテンドーDS
発売日 2008年11月27日

導入事例に関するお問い合わせ先

ご質問・ご意見等がございましたら、以下のフォームよりお問い合わせください。
導入事例お問い合わせフォーム
  • FSE、Face Sensing Engineは、沖電気工業株式会社の商標です。
  • プロジェクト ビューティーは、株式会社セガの商標です。
  • ニンテンドーDSは、任天堂株式会社の登録商標です。
  • FSEの一部は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「2004年度次世代ソフトウェア開発事業」委託開発の成果です。

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