映像認識技術
OKIは2000年以降、特に組込機器向けの画像認識技術を中心に研究開発を続けています。FSE(顔認識技術)はその代表ですが、ここでは映像を対象に「人」という視点で研究開発を続けている認識技術の枠組みの一つをご紹介します。
Z-Vision®(ゼータビジョン)
Z-VisionはOKIの映像認識ソリューションを実現するソフトウェアプラットフォームとして位置付けています。Z-Visionは検出、追跡、識別等、7つの枠組みの中で機能する認識モジュールで構成されています。これらの中には、ビジネスに適用できる完成度の高いものと、研究開発中のものを含んでいます。
Z-Visionに含まれる各認識技術は、組込機器を意識し処理の軽量化を考慮しながら、認識精度や機能を重視して開発されています。たとえば、現在販売している組込機器向けの広告効果測定ミドルウェアSignage Eye SDKでサポートされる顔年齢推定機能は20代、30代など4つの年代でしか出力していませんが、Z-Visionをコアをとして使用すれば顔年齢推定機能では1歳単位の推定結果を出力します。
FSE(Face Sensing Engine)の検出対象は「顔」だけでしたが、Z-Visionは「顔」以外に「全身」や「手」を対象に検出する機能が含まれています。各認識対象に合わせた検出・追跡機能を組み合わせることで、従来よりも高度なソリューションを実現することができます。
実施例
人物の「検出」、「追跡技術」を併用した例を以下に示します。これは小型PC1台を利用してデジタルサイネージの効果測定を実施した結果の一部です。視聴者の年齢・性別推定機能による計測を行っている状態で24時間、平行して店舗前の歩道を歩く人の数をリアルタイムに計測した結果です。従来人手で数えていた通行人数も、より正確に楽に計測できるソリューションの提供を可能にしています。
都内某コンビニエンスストア前の通行人数を計測した例(2009年)
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