リスク対策:停電対策(バッテリー搭載PoEスイッチ)
災害や落雷などにより突発的に発生する停電に備え、サーバーを中心にUPS(無停電電源装置)の導入が進んでいます。しかし、IP電話機やモニタリング用カメラの電源については、ついつい見落とされがちです。停電になりますとIP電話機が使えなくなり、他事業所との連絡が断たれてしまいます。また、カメラも止まり、防犯面でのリスクが高まります。
OKIのバッテリー搭載PoEスイッチなら、停電時でもIP電話機やカメラ、無線LANアクセスポイントなどへの電源供給が可能です。そのため災害による停電のときでも他事業所との連絡やモニタリングを継続でき、事業継続計画(BCP)遂行のためのコミュニケーションに威力を発揮します。平常時には、接続機器に対して電源を供給するPoEスイッチとして利用できますので、電源配線のイニシャルコストを抑えられます。
LANスイッチによる電源供給の違い
バッテリーが無いスイッチ

スイッチ本体と接続機器(IP電話機、カメラ、無線LANアクセスポイントなど)ごとに電源を供給する必要があります。壁内の電源配線とともにケーブルタップが機器の数だけ必要になり、イニシャルコストが高くなります。
停電時にはスイッチ、接続機器ともに使用できなくなります。停電が復旧しても、機器が起動するまでの間は使用できません。
バッテリーが無いPoEスイッチ

PoEスイッチ本体には電源を供給する必要がありますが、接続機器に対してはPoEスイッチから電源を供給します。接続機器ごとに電源を用意する必要がなく、イニシャルコストを抑えられます。
停電時にはPoEスイッチ、接続機器ともに使用できません。停電が復旧しても、機器が起動するまでの間は使用できません。
バッテリー搭載のPoEスイッチ

平常時には、接続機器に対して電源を供給しながら、搭載しているバッテリーに充電しておきます。
停電時には瞬時にバッテリー駆動に切り替わり、接続機器への電源を供給し続けるため、IP電話機、カメラ、無線LANアクセスポイントを継続して利用できます。
OKIのバッテリー搭載PoEスイッチ
ここがポイント!

OCFS-809PB
- PoEで機器導入時の電源配線コストを抑えます
- 停電時はIP電話機1台で4.6時間、7台で1.6時間、電源を供給できます(※)
- 802.1Q準拠VLANやスパニングツリーなど信頼性の高いサービスをサポート
- QoS(802.1p準拠)で音声・映像の品質を保ちます
- ファンレス静音設計で、会議室やデスクサイドなど設置場所を選びません
- ※バックアップ時間は、バッテリーの経年劣化や使用環境により変動します。

停電時に真価を発揮します!
災害時の各事業所との連絡に
- 災害時には、各事業所の社員の安否確認や被災状況、事業継続の可否といった情報収集が必要になります。しかし停電になりますとネットワークインフラが使えなくなり、情報収集の妨げとなります。
- しかも災害時には、通信キャリア各社の通話規制が敷かれる可能性が高く、ケータイや公衆電話網はつながりにくくなり、代替手段が限られます。
- そこで情報収集を担う部署のIP電話機やネットワーク機器を中心に、それぞれバッテリー搭載PoEスイッチやUPSを接続しておくことで、停電時でも情報収集を継続できるように備えます。

停電を悪用した不正侵入の防止に
- 突発的な停電はもちろん、実施可能性の残る計画停電のときには、カメラが止まることを見越した不正侵入が懸念されます。
- そこでカメラと保守センターのネットワーク機器を中心に、それぞれバッテリー搭載PoEスイッチやUPSを接続しておくことで、停電時でもモニタリングを継続できます。

- ※災害の場合、その状況(通信キャリアのネットワーク障害によるサービス停止、LAN配線の切断、落下による機器故障など)によっては、通話やモニタリングをご利用いただけない場合があります。
- ※本スイッチやUPS、ビジネスホンに搭載されるバッテリーは、各機器が推奨する期間に沿って定期的に交換してください。バッテリーが劣化している場合、当初想定した時間の電源供給ができないことがあります。
主な仕様
| バッテリー搭載PoEスイッチ「OCFS-809PB」 | |
|---|---|
| 準拠規格 | IEEE 802.3,802.3u,802.3z,802.3ab,802.3af,802.3x IEEE 802.1D,802.1w IEEE 802.1X Port Based Network Access Control IEEE 802.1p Class of Service,Priority protocol IEEE 802.1Q VLAN Tagging |
| サポート機能 | ポートベースVLAN、タグVLAN、ダブルタグVLAN(IEEE802.1Q) QoS(4 レベルIPv4 Type of Service(TOS)) Differentiated Services(Diff Serv)、IPv6 traffic IGMP snooping, port mirroring, rate limit, flow control RMON,MAC and 802.1X network access control |
| ポート | 10BASE-T/100BASE-TX(RJ-45 コネクター)x8 内 PoE-INx8、SFP ポートx1 オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動切替 |
| スイッチ性能 | スイッチング方式 ストア&フォワード方式 スイッチングファブリック 5.6Gbps(non-blocking) メモリー容量 パケットバッファー 1MByte MACアドレス登録数 8K |
| 使用ケーブル | 100BASE-TX:UTP カテゴリー5 以上 10BASE-T:UTP カテゴリー3 以上 PoE ポート:UTP カテゴリー5 以上 (8線結線のストレートタイプ推奨) |
| 電気仕様 | 定格入力電圧 AC100-240V 入力電圧範囲 AC90-264V 定格周波数 50/60Hz 平均消費電力 8W(最大200W) |
| バッテリー | バックアップバッテリー 1100mAh、ニッケル水素、交換の目安 2年(※) ホットスワップ対応(本体の電源を入れたままバッテリー交換が可能) |
| 動作環境 | 動作時温度 0~45℃ 動作時湿度 10~90%(結露なきこと) 保管時温度 -30~70℃ 保管時湿度 10~90%(結露なきこと) |
| 適合規格 | CE, FCC Part 15(VCCI Class B), EN60950 |
| 外形寸法 | W220×H44×D376mm |
| 重量 | 3.0kg(4.3kg バッテリー搭載時) |
| オプション | マグネットシート |
- ※バッテリー交換時期は、ご使用の環境により変動します。