OKIを知ろう 光ブロードバンドシステム

2012年4月19日、インドネシア共和国西スマトラ州タナダタール県庁で、待望の光ブロードバンドシステムが稼働を開始しました。高品質な1Gbps光LANの導入により、急速な経済成長にともない課題となっていた都市部と遠隔地域の情報格差の解消に貢献するとともに、県庁内の行政業務効率化を大きく進展させております。 地元の方々の熱い思いを実現させたシステム。それが、インドネシア共和国自治体に初めて導入された、OKIのGE-PON(注1)を用いた光ブロードバンドシステムです。
タナダタール県庁では、2009年から情報アクセスの地域格差解消と業務の高度化・効率化を目指し、県庁内にOKIのGE-PONを適用した光LANを構築して実証実験を進めてきました。実証実験結果から高い評価を得たこと、さらにOKIのGE-PONがインターネット、IP電話、映像配信サービスなど日本の光ブロードバンドサービスにおいて確たる実績を積んできたことが正式採用につながりました。同県庁は、将来的には今回導入したインフラ上に各種のアプリケーションを実装して、医療や漁業、農業などにおける諸課題の解決も計画しています。OKIは、今回の実績をもとに、今後も他の自治体や通信事業者、都市部の高層マンションなどに対しGE-PON導入を積極的に推進していきます。
OKIは光ファイバーを使った家庭向け光ブロードバンドサービスであるFTTH(注2)の市場がほとんどない2001年にGE-PONの開発をスタート。開発においてシステムのコア部品となるLSIを国内外のシステムベンダーで唯一自社開発するなど、先進的な技術で高い評価と信頼を得てきました。そして現在、OKIの技術者は、GE-PONよりも10倍高速な10G-EPON(注3)、さらに数倍の能力を発揮し、モバイル市場への適用も視野にいれたWDM/TDM-PON(注4)の開発を進めています。OKIはこれからも最先端の通信ネットワーク技術を通し、世界中の人々の笑顔をつないでいきます。
用語解説
- 注1:GE-PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network)
Ethernetフレームを利用した1GbpsのPONシステム。IEEE802.3で標準化されており、国内で普及している。
- 注2:FTTH(Fiber To The Home)
家庭まで光ファイバーを配線し、光通信(光アクセス)サービスを実現するもの。現在はGE-PONで実現されている。
- 注3:10G-EPON(10Gigabit Ethernet Passive Optical Network)
Ethernetフレームを利用した10GbpsのPONシステム。IEEE802.3で標準化されており、現在、各社開発中である。
- 注4:WDM/TDM-PON(Wavelength Division Multiplexing/Time Division Multiplexing
Passive Optical Network)
10Gbit/s級PONを複数波長で広帯域化したPONシステム。ITU-T/FSANで標準化中。
