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プレスリリース

2015年7月15日
2016年10月7日

「超臨場感テレワークシステム」を用いた実験オフィスを公開

一つのオフィスにいるかのような臨場感でつなぐオフィス間コミュニケーションを実現


京都府のサテライトオフィス

OKIは、このたび「超臨場感テレワークシステム(注1)」を用いて埼玉県のセンターオフィス、京都府のサテライトオフィスおよびホームオフィスを結ぶテレワーク実験オフィスを構築しました。実際のオフィス業務を対象にした実証実験を行うと共に、オープン・イノベーションを目的にサテライトオフィスを公開します。本実証実験は、国立研究開発法人情報通信研究機構(理事長:坂内 正夫、以下NICT)の委託研究「革新的な三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発」の一環として実施するもので、サテライトオフィスはNICTけいはんな情報通信オープンラボ(京都府相楽郡)内に設置しています。

テレワーク(注2)は多様なワークスタイルを実現する手段として注目されており、特に近年は地方での雇用創出や介護離職対策といった分野にて期待が高まっています。求められるテレワークも週一回程度自宅で仕事をするといった形態から、日常的に地方で仕事をするようなフルタイムテレワークに変化しています。フルタイムテレワークでは、離れたオフィスの雰囲気や同僚の状況がわかりにくくなることから、周囲とのコミュニケーションが取りにくくなる、疎外感を感じたり信頼感が低下したりする、さらに偶発的に発生するコミュニケーションが少なくなり新しいアイデアの創出が減るなどの問題があります。

OKIではこれらの課題を解決するにあたり、離れたオフィス同士であってもあたかも一つのオフィスにいるかのような臨場感を持ってコミュニケーションができることを重視しました。具体的には通常、オフィスで行われている「周囲の雰囲気を常に感じており、気になることがあれば同僚の様子を伺い、近付いて話しかける」というコミュニケーションが、テレワークでも同じように行えることを目指しました。このために複数の映像、音、センサー情報を利用し、利用者ごとのコミュニケーション端末や大型のインフォメーションボードを通じて、空間と空間をつなぐ「超臨場感テレワークシステム」を開発しました。

同システムではOKIの開発した位置連動型メディア制御技術、エリア収音・エリア音再生技術および双方向インターフェース技術を駆使することで、コミュニケーション端末に表示されている遠隔オフィスの俯瞰映像をクリックするという簡単な操作で、遠隔の同僚の様子を伺ったり、話しかけたりできるようになっています。また、様子を伺われていることが相手に伝わる仕組みも実現しています。

OKIでは構築したテレワーク実験オフィスを用いて実際の業務を対象にしたテレワーク実証実験を行い、オフィスコミュニケーションにおける効果を定量的・定性的に検証します。また本システムのモニター評価を目的とした実証実験パートナーや、本システムの様々な分野への応用展開を目的としたソリューションパートナーとの連携を目指し、京都府に構築したサテライトオフィスを希望者に公開いたします。これらの活動を通じて、業種に適した機能の追加など2016年度の商品化を目指してシステム全体の改善を図っていく予定です。


超臨場感テレワークシステム構成図


コミュニケーション端末の操作画面

本システムの主な特長

  1. 俯瞰映像閲覧&切り替え

    複数のオフィス映像を俯瞰、切り替えながら、同僚の在・不在や、オフィス全体が忙しそうにしているなどといった遠隔地の雰囲気が分かるようになります。

  2. 注目エリアプレゼンス

    俯瞰映像内の注目するエリアをクリックすると、同僚が忙しくしている様子や、興味のある会話が行われているなどの詳しい状況が分かるようになります。また俯瞰映像内の注目されたエリア側でも、遠隔地から注目されていることが分かります。

  3. 映像クリック&コール

    俯瞰映像内の人物をクリックするだけで、その人物と会話を開始できます。これにより遠隔地の相手とも気軽に会話できるようになります。

適用されるOKIの技術

  1. 位置連動型メディア制御技術

    遠隔オフィス空間の特定エリアの映像・音声などのマルチメディア情報を制御する技術です。位置が特定できる複数のカメラ、マイクやセンサー情報を連携動作させることで、遠隔オフィス空間の注目したいエリアの状況を把握することができます。

  2. エリア収音・エリア音再生技術

    遠隔オフィス空間で音の方向感を伝えるための技術です。周囲に別の音源があってもマイクアレイを用いて特定のエリア内での会話だけをピンポイントに収音し、伝送および再現することができます。

  3. 双方向インターフェース技術

    複数の俯瞰映像からユーザーの所望する映像への容易な切り替えとともに、遠隔地の特定のエリアに注目したことを周知する双方向性を高めたインターフェース技術です。注目エリア内の同僚への閲覧・接近通知によって被監視感を低減することもできます。

サテライトオフィスの公開

超臨場感テレワークに対する理解を深めていただくために見学希望者への公開を実施します。説明員による本システムの機能・特徴についての解説を交えながら、本システムを用いた実際のオフィス業務を体験いただけます。

公開期間
2015年7月21日~2015年12月20日
公開場所
けいはんな情報通信オープンラボ(京都府相楽郡精華町光台3丁目5番地
NICT ユニバーサルコミュニケーション研究所内)
定員
各回5名まで
見学時間
1~2時間(意見交換を含む)

用語解説

  • 注1:超臨場感テレワークシステム

    OKIが考える次世代のテレワークシステムのコンセプトは、離れていてもあたかも同じオフィスにいるという臨場感を得られること、さらにはオフィスの雰囲気や同僚の気持ちなども感じられることである。いわゆる「臨場感を超える」という意味で、次世代のテレワークシステムを超臨場感テレワークシステムと呼んでいる。

  • 注2:テレワーク

    ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方。在宅勤務、モバイルワーク、施設利用型勤務、SOHOからなっている。地域活性化や少子化、高齢化などの社会問題解決、ワークライフバランス実現の手段として有効であると期待されている。

  • 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
  • その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
  • 公開期間終了のため申し込みフォームを削除しました。(2016年10月7日)
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電話:03-3501-3835
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
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