2012年12月6日
株式会社沖データ
沖電気工業株式会社
医用画像プリンタの戦略商品を発売
世界標準のDICOMプロトコルに準拠し、欧州医用画像プリンタ市場へ参入

DICOMフォーマット画像印刷対応
A4カラーLEDプリンタ「C610DM」
OKIグループのプリンタ事業会社OKIデータ(社長:平本隆夫、本社:東京都港区)は、このたび、医用画像機器間の世界標準通信規格であるDICOMプロトコル(注1)の画像印刷に対応したA4カラーLEDプリンタ2機種とA3カラーLEDプリンタ2機種の合計4機種を開発しました。新商品は11月より欧州市場向けに出荷を開始し、各国の医用機器市場向けに販売を広げ、今後3年間に4機種で合計7,000台の販売を見込んでいます。
欧州では、医療機関において患者へ症状を説明する際、超音波診断装置やX線診断装置(レントゲン)などの医用画像診断装置(注2)で撮影したDICOMフォーマットの画像をディスプレーで表示するほか、プリントして渡す方法が普及しています。通常のプリンタでDICOMフォーマット画像を印刷する場合、画像を外部変換サーバー等によってプリンタが対応しているフォーマット形式に変換していました。変換用サーバー等が必要となるため、サーバー設置コストが増えるとともに、機器運用管理が煩雑になり、コスト削減や機器管理の効率化が課題となっていました。
これらの課題に応えるべく、このたびOKIデータは、DICOMプリントサーバー機能をプリンタに組み込むことでDICOM3.0準拠の医用画像機器からDICOMフォーマット画像を直接印刷できるプリンタを開発しました。(注3) 従来必要だった外部サーバー等によるファイル変換処理が不要となるため、設置・運用・管理がシンプルになり、業務効率化が図れるとともに、サーバー設置に伴うコストも削減できます。
医用画像プリントは、レントゲン画像のように、グラデーション表現を細部まで高精細に表現する必要があります。新商品は、光源部に1ドットで多階調の表現ができる独自のデジタルLEDを採用しているため、高画質で高精細なプリントを実現しています。また、OKIプリンタは構造がシンプルで故障が少なく、高い信頼性が評価されております。
OKIデータでは、英国やフランスなど、欧州の主要地域における販売強化を図るともに、LEDの特長が活かせるバーチカル市場(注4)の取り組みの一つとして医用機器市場への深耕拡大を図っています。その一環として2012年7月に、英国の欧州統括販社OKIヨーロッパに「メディカル・ソリューション部門」を立ち上げました。このたびDICOMフォーマットによる医用画像を直接印刷できるプリンタを発売することで、医療系バーチカルに強いチャネル網へのアクセスを強化し、欧州での販売を加速していきます。今後もOKIのLEDプリンタの特長をいかし、ユニークな商品やサービスを提供してまいります。今後、先端医療の成長が見込まれる米州やアジアへの展開も進めていきます。
- 注1 DICOM(ダイコム):Digital Imaging and Communication in Medicineの略。ACR(米国放射線学会)とNEMA(米国電気機器工業会)が制定した、医用画像の保存や通信に用いられている世界標準規格。
- 注2 医用画像装置:コンピューター断層撮影(CT)、核磁気共鳴断層撮影(MRI)、超音波診断装置(Ultrasound)など。
- 注3 画像を送信する医用画像機器とプリンタ間のDICOM接続性の詳細については、DICOM適合性宣言書(DICOM Conformance Statements)を参照してください。
- 注4 バーチカル市場:バーティカル(Vertical)は「垂直の」を意味し、同種の商品・サービスが同じ方法によって開発・販売されている、特定の業種に特化した市場。
- 本商品は医療機器ではありません。本商品の印刷出力を診断目的に使用することはできません。
- 沖電気工業株式会社、株式会社沖データは、通称をそれぞれ「OKI」「OKIデータ」とします。
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