2010年11月25日
デジタルサイネージ事業者およびマーケティング調査会社向けに広告効果測定支援システム「RESCAT™(レスキャット)」を販売開始
OKIは、このたび独自の映像認識技術により、デジタルサイネージ事業者およびマーケティング調査会社向けに、広告や販促物の視認者数および視認者の年齢・性別を推定出力する広告効果測定支援システム「RESCAT™(レスキャット)」を2010年12月8日より販売開始します。本システムは当初3年間で1,000セットの販売を計画しています。
デジタルサイネージは、通信ネットワークを利用することでターゲットとなる視認者にマッチした映像広告やメッセージ、情報をリアルタイムに配信することが可能であるため、高い広告効果を得られるメディアとして普及しつつあります。特に小売店頭などで、デジタルサイネージを活用した様々な販売促進の取り組みが行われており、食品や日用品などの、テレビCMと連携したブランドイメージの訴求や動画による効能・効果などの情報が提供されています。
デジタルサイネージ事業者やマーケティング調査会社は、このような販売促進の取り組みをより効果的に行うため、サイネージ視認者や買物客がどの程度広告や販売促進に興味を示し、どのような購買行動を行っているかを店頭で調査するマーケティングを行っています。しかしながら店頭での調査には人手がかかるため、ITによる省力化、効率化が必須となっています。
このような市場からのニーズに対し、このたびOKIでは、広告や販促の視認状況を計測する広告効果測定支援システム「RESCAT」を開発しました。これまでにも、OKIでは2009年3月より、顔認識エンジン「FSE®(Face Sensing Engine)」をベースとし、広告の効果測定に必要な機能をパッケージ化した広告効果測定ミドルウェア「Signage Eye™(サイネージ・アイ)」をソフトウェア開発者向けに販売してきました。また、2010年5月には、OKIとアビックス株式会社との協業により、「Signage Eye」を利用したデジタルサイネージ視認者分析ASPサービス「リアルなう」を実現しました。「RESCAT」は、これらの商品提供によるノウハウを蓄積し、サイネージ視認状況の測定にそのまま利用できるシステムとして開発を行ったものです。
「RESCAT」は、映像センサ(小型USBカメラ)とセンサユニット「RESCAT box」から構成されます。「RESCAT box」は、専用の映像解析プログラム「RESCAT AP」により、顔の検出・属性(年齢・性別)の推定、滞留(立ち止まり)時間の計測などの機能を持ち、本システムを設置した場所の通行量の計測を行います。特に年齢推定については精度向上を行い、一歳単位での年齢推定を行うことができます。また、新たに人物検出機能を搭載したことにより、サイネージ設置場所などの通行人数を計測することも可能です。これらの計測データから、広告に興味を示した人の通行人数に対する割合を算出し、広告の効果を確認できます。なお、「RESCAT」はプライバシーに配慮し、映像をセンサユニットから外部に出力しない仕様となっています。
OKIは、広告効果測定だけでなく店頭における来店客の購買行動を測定する用途にも「RESCAT」を販売し、売場への立ち寄り率や商品の検討率(注1)など各種マーケティングデータを提供するサービスの実現を目指します。なお「RESCAT」の販売開始にともない、ソフトウェア開発者向けには広告効果測定ミドルウェア「Signage Eye(サイネージ・アイ)」開発ライセンスの販売を休止し、システム開発にご利用いただけるよう「RESCAT AP」を販売していきます。
構成例

主な特長
- 人手による通行量・属性調査に比べ、自動計測のため長時間にわたる連続調査を安価に行うことができます。
- 組込みソフトウェア開発で培った高速な画像認識エンジンにより、通行者数や視認者の属性を素早く計測します。
- プライバシーに配慮し、入力画像をファイルなどに記録する機能を持たない仕様です。運用時にお客様のプライバシーを侵害するようなことはありません。
- RESCAT boxは設置が容易な小型(幅280・奥行き210・高さ40mm)、ファンレス静音設計。ネットワーク接続により外部からの操作や集計サーバへのデータ取得が可能です。
主な機能
- 通行者数計測
- 視認者数計測(映像センサに顔を向けた数を計測)
- 視認者属性判別(性別、年齢:一歳単位)
- サイネージ視認時間計測
- 売場への立ち寄り率、商品の検討率の推定
(POSデータで把握可能な「購買率」に対し、購買に至るまでの行動の状況を定量化)
販売計画
- 販売開始日
- 2010年12月8日
- 出荷予定
- ご注文後10~12週間後
- 価格
- オープン価格
- 販売目標
- 今後3年間で1,000セット
用語解説
- 注1:売場への立ち寄り率、商品の検討率

図 購買行動による販促効果の分析販促の狙いは、商品の売上を買物客の一連の購買行動で分解した場合、販促により購買に至る各段階の行動を促し、購買する確率を高めることと考えられます(右図参照)。
従って、この各段階の行動が行われる割合を販促の効果指標として捉えることができます。
このうち売場立ち寄り率は、商品売場を通行した買い物客のうち売場に立ち寄った人の割合です。
「RESCAT」では売場方向に顔を向け1秒以上静止した人の割合として計測します。また、商品の検討率は、商品売り場に立ち寄った買物客のうち商品を検討した人の割合です。
「RESCAT」では商品の方向に顔を向け3秒以上静止した人の割合として計測します。
- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
- FSEは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
- Signage Eye、RESCATは、沖電気工業株式会社の商標です。
- その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
- 本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
- 広報部
電話:03-5403-1247 - 本件に関するお客様からのお問い合わせ先
- ソリューション&サービス事業本部 情報システム事業部 マーケティング部 ヒューマンセンシングチーム
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