2009年11月17日
宇宙航空研究開発機構(JAXA)に「SS9100」による大規模な企業内IPセントレックスシステムを納入
7拠点・約6,000端末を収容しつつ、FMCなどの活用で通信コストの大幅な削減を見込む
OKIは、このたび宇宙航空研究開発機構(理事長:立川 敬二、本社:東京都調布市、以下JAXA)へ、OKIのIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE® Server SS9100(以下 「SS9100」)」をベースとした企業内IPセントレックスシステム(注1)を納入しました。筑波宇宙センターおよび東京事務所に、モバイル端末とIP多機能電話機をはじめ約2,700端末が設置され、2010年度末までには7拠点に合計約6,000端末を収容する大規模なシステムとなる予定です。またIP公衆電話網とFMCサービス(注2)の利用により、通信コストを大幅に削減できる見込みです。本システムのIP公衆電話網への接続は、NTTコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:和才 博美、本社:東京都千代田区、以下 NTT Com)とOKIが共同で実施しました。
JAXAは、2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つになり誕生した、ロケット・人工衛星などの打ち上げをはじめ、宇宙航空分野の基礎研究および開発・利用を行なう独立行政法人です。JAXAは全国の拠点ごとに異なる電話設備を利用しており、これらの電話設備を統合することによる、通信コストおよび運用管理コストの削減を検討していました。また、JAXAの職員が全国の事業所に出張した場合に、全国のどの事業所でも均一な電話サービスを享受できる通信環境の整備と、モバイル端末の導入による業務改革を検討してきました。そしてこのたび、「SS9100」による企業内IPセントレックスシステムが構築され、2009年7月より運用が開始されました。
本システムをコントロールする「SS9100」は、筑波宇宙センターに設置され、IP専用線「JAXA net」を介して全国事業所の端末を制御します。現在までに、筑波宇宙センターにはモバイル端末とIP多機能電話機をはじめとする端末が約2,500台設置され、「JAXA net」を介して東京事務所の約200台の端末と内線接続が可能となっています。今後、順次全国の事業所への拡張を行い、最終的には2010年度末までに全国7拠点に約6,000端末を収容する、大規模な企業内IPセントレックスシステムとなる予定であり、大幅な運用管理コストの削減を見込んでいます。
また、通信コストの見直しのため、NTT ComのIP公衆電話サービス「.Phone Direct」を150回線採用しました。さらに、出張の多い職員にはウィルコムのFMCサービス「W-VPNTM」に対応したPHS端末「WX330J-Z」が配付され、職員同士は全国どこでも定額料金での内線通話が可能となりました。IP公衆電話サービスとFMCサービスの採用により、7事業所への展開が完了した時点で、通信コストを大幅に削減できる見込みです(モバイル端末の契約数の削減や契約プランの見直しも含む)。
業務効率化の面では「WX330J-Z」に、「.Phone Direct」の050番号と、この外線番号に紐付けた内線番号を割り当てることで、拠点間を移動しても、社外・社内から同じ番号で電話を受けられるようにしました。「WX330J-Z」は本システムの拡張にあわせて順次追加導入され、最終的には2,000台が利用される予定です。
OKIでは今回の実績を踏まえ、今後ともIPを活用して通信コストおよび運用管理コストの削減と、業務の効率化を求める企業に対して、「SS9100」を用いたIPテレフォニーシステムの提案を積極的に展開していきます。
構成図

「SS9100」の主な特長
最大20,000ポートを収容可能な、大中規模オフィス向けのIPテレフォニーサーバです。PHSや3G/無線LANデュアル端末などによるFMCソリューションや、プレゼンスやTV会議など多彩な機能を持つ「Com@WILL®ソフトフォン」とCTI/SaaS(注3)との連携など、企業のコスト削減や業務効率化に寄与するユニファイドコミュニケーション(注4)をご提供します。
- ※「SS9100」「Com@WILLソフトフォン」は、OKIネットワークスの製品です。
用語解説
- 注1:企業内IPセントレックスシステム
音声通信をIPネットワークに統合するとともに、拠点を含む事業所内を一箇所で管理・運営するIPテレフォニーシステムの導入形態です。運用管理コストの大幅な削減が可能なばかりでなく、従来のPBX、ビジネスホンが備えている多彩な機能を全ての事業所で使用できます(一般に、通信事業者がIPネットワーク経由でPBX機能を企業に提供するサービス形態を「IPセントレックス」といいます)。
- 注2:FMCサービス
FMC(Fixed Mobile Convergence)は、固定通信と移動体通信の融合のことです。移動体キャリア各社からモバイル端末(携帯電話/PHS)を企業の内線電話として利用するサービスが提供されています。モバイル端末の通信コスト削減や社内外どこにいても一台のモバイル端末で連絡を取れるなどのメリットがあります。
- 注3:SaaS(Software as a Service)
ユーザがベンダ(プロバイダ)からソフトウェア提供を受ける際に、必要とするものをIPネットワークを介して利用できるサービスもしくはソフトウェアのことです。
- 注4:ユニファイドコミュニケーション
さまざまなコミュニケーション手段を、IPネットワークに統合することです。たとえば、音声、映像、会議などの機能をもつソフトフォンによりメールや業務アプリケーションの迅速化を図れます。ユニファイドコミュニケーションの実現は、個人、組織の生産性向上と競争優位に大きく寄与しており、これは、グローバルな潮流となっています。
リリース関連リンク
- 「SS9100」紹介サイト
- 「FMCソリューション」紹介サイト
- 導入事例:「SS9100」とFMCサービスにより、"いつでもどこでも"業務可能なコミュニケーション環境を実現。大規模な企業内IPセントレックスシステム導入による通信コストの大幅削減をも見込む
- 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称をOKIとします。
- 株式会社OKIネットワークスは、通称をOKIネットワークスとします。
- CONVERGENCE、Com@WILLは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
- W-VPNは、株式会社ウィルコムの商標です。
- その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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