2009年7月22日
東北大学とNTT東日本宮城支店が検証する高精細映像伝送実証実験に参加
「OKI MediaServer」による「IPv6マルチキャスト映像配信システム」を提供
OKIは、東北大学と東日本電信電話株式会社宮城支店(以下NTT東日本宮城支店)が行う複数ハイビジョン映像配信の有効性を検証する高精細映像伝送実証実験(注1)に、映像配信統合プラットフォーム「OKI MediaServer」による「IPv6(注2)マルチキャスト映像配信システム」を提供します。本実証実験は、東北大学とNTT東日本宮城支店が連携し、本日リニューアルオープンする次世代ネットワーク(NGN)(注3)を利用した各種映像サービスや端末機器を展示する「HiKARi PARK(宮城県仙台市)」で行われるものです。
今回、OKIが提供するシステムは、「OKI MediaServer」からIPv6マルチキャストにより、配信サーバに蓄積されている高画質(HD)映像コンテンツを、「フレッツ光ネクスト」経由で各家庭のIP-STB(セット・トップ・ボックス)へ配信するものです。本システムの特長としては、マルチキャストで配信するため、同じ映像広告やPR映像を複数の地点で同時に視聴することが可能となるほか、ユニキャストと違い端末とのセッションが不要となるため、ネットワークに対する負荷も軽減できます。
今後、NTT東日本宮城支店では、地域企業などからの協力を得て、仙台市内などにNGN回線を用いて接続されたひかりインフォメーションディスプレイなどを設置し、地域の観光案内などの映像配信を実現することにより、地域一体となった「宮城発」の新しいビジネスモデルを発信していくことを目指しています。
OKIは、今回のシステム提供による実証実験の成果を活用し、NGNを用いた映像配信システムで実現する高度なネットワークサービス機能を提供することが可能な「OKI MediaServer」の拡販を積極的に行っていきます。
IPv6マルチキャスト映像配信システム イメージ

今回の「IPv6マルチキャスト映像配信システム」では、「OKI MediaServer」に、サン・マイクロシステムズ株式会社(以下サン・マイクロシステムズ)の最新のアーキテクチャを採用した「OKITAC® S T5000シリーズ」を用いています。なお、今回のシステム提供にあたり、サン・マイクロシステムズとSTB(セット・トップ・ボックス)メーカである株式会社アドバンスト・コミュニケーションズの協力をいただいています。
「OKI MediaServer」について
OKIの映像配信統合プラットフォームであり、VOD(注4)、ライブ配信システム(ユニキャスト、マルチキャスト)、IPTVシステムをはじめ、映像と音声を活用した多彩なシステムを容易に構築可能なアプライアンスサーバです。MPEG-2(注5)だけでなく、MPEG-4やH.264(注6)といった国際標準の映像圧縮フォーマットに対応し、標準画質に加えて高精細画質の映像配信を行う事が出来ます。既に、国内IPTVでの映像サービス、放送局の番組視聴用VOD、大学での講義映像配信システム、銀行・製造業での社内映像配信システム、などの幅広い業種での実績があります。
紹介サイト
用語解説
- 注1:高精細伝送実証実験
東北大学の研究成果「大型高品位ディスプレイ技術」とNTT東日本宮城支店のNGNを用いて行う映像伝送検証実験。
- 注2:IPv6
アドレス空間を従来の32ビットから128ビットに拡張した次世代インターネットプロトコル。
- 注3:次世代ネットワーク(NGN)(NGN:Next Generation Network)
IP技術をベースにした通信事業者の次世代ネットワーク。ITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)で国際標準化が進んでおり、日本でも通信事業者各社のNGN構築へ照準を合わせた動きが活発化している。従来の固定電話や携帯電話のサービスに加え、高品質な映像配信、テレビ電話、企業向けの高信頼性通信サービスなどを同一のIPネットワーク上で提供できる。これにより通信事業者はネットワーク構築・運用コストを削減できる上、トリプルプレー(音声、データ、映像の統合)やFMC(固定・無線通信融合)などの新サービスの提供が容易になる。また、NGNではアプリケーション構築のAPI(Application Program Interface)を公開することにより、第三者がNGNの機能を利用した独自のサービスを提供することも容易になる。
- 注4:VOD(Video on demand)
IPネットワーク上で双方向テレビを実現する動画配信システムのひとつ。映画やテレビ番組について利用者が要求した映像コンテンツを即座に配信する形態のサービス。
- 注5:MPEG-2
1995年7月にMoving Picture Experts Groupによって決められた標準規格。映像データの圧縮方式の一つ。再生時に動画と音声合わせて4~15Mbps程度のデータ転送速度が必要。画質はS-VHSのビデオ並み。DVD-VideoやATSCなどの次世代デジタルテレビなどで利用されている。
- 注6:H.264
2003年5月にITU(国際電気通信連合)によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の標準の一つ。従来広く用いられてきたMPEG-2に比べ同じクオリティなら概ね半分程度のデータ量で済むよう改良されている。なおISO(国際標準化機構)によって動画圧縮標準MPEG-4の一部(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding)としても勧告されている。
- 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称をOKIとします。
- OKITACは沖電気工業株式会社の登録商標です。
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