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プレスリリース

2008年7月16日

業界初のキャリアグレードSIP-ALG機能を搭載したNGN対応セッションボーダーコントローラー「CenterStage® NX3200」を発売


CenterStage NX3200

OKIは、2007年3月に発売したセッションボーダーコントローラー(注1)「CenterStage®(センターステージ)NX3200(以下 「NX3200」)」に、このたび業界初となるキャリアグレードのSIP-ALG(注2)変換機能を搭載しました。本機能は、異なる通信事業者の通信方式の差分を吸収し、スムーズな相互接続を実現するものです。これにより「NX3200」は、様々なサービスやネットワーク環境を持つ異なった通信事業者間を相互に接続することが可能となります。本商品は本日より販売を開始します。

NGN(注3)によるユビキタスサービス(注4)の実現が加速されている中で、音声、映像、データを用いた様々なサービスを提供している通信事業者間の相互接続が現実のものとなりつつあります。各通信事業者が独自に構築したインフラ間を接続するためには、異なるSIP(注5)信号の橋渡しを行い、スムーズな接続を可能とするセッションボーダーコントローラーが必要です。

OKIでは、来るべきNGNでの事業者間相互接続を見据えて、大容量トラヒックのIPv4-IPv6変換、移動網や固定網を接続するための大容量映像・音声コーデック変換など、業界で初めてキャリアグレードの基本機能を搭載したセッションボーダーコントローラー「NX3200」を開発し、2007年3月より販売してきました。今回、新たに「NX3200」に搭載したSIP-ALG機能は、OKIが長年にわたり培ってきた呼処理(注6)技術を用い、大容量のSIPメッセージを効率的に処理することで、異なる事業者間でのスムーズな通信を可能とします。

OKIでは、これまで培ってきたデータ・音声・映像の大容量転送技術や、装置の信頼性を極限まで追求したNGN向けキャリアグレードのハードウエア・ソフトウエア開発技術をベースとし、今後もさらに通信事業者のニーズを反映した「CenterStageシリーズ」のラインアップを拡充していきます。

なお、7月22日~24日、東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2008」のOKIブース(No.B-313)に、「CenterStage NX3200」を利用したデモを展示します。

販売計画

価格
ネットワーク構成、収容加入者数によって異なります。
出荷時期
2008年10月
販売目標
今後3年間で150台を販売。

「CenterStage NX3200」の接続例

「CenterStage NX3200」の主な特長

  1. 大容量SIP差分吸収技術

    事業者毎のSIPサーバ情報を管理することより、ソフトウェアを改修することなく、接続先にあわせた柔軟な相互接続が可能です。単なるL5 NAT(SIP NAT)(注7)ではなく、セッション情報を保持し、事業者ごとのきめ細かい差分の吸収を行えます。

  2. SIP信号のIPv4-IPv6変換機能

    事業者ごとに異なるIPのバージョンに対応し、SIP信号のIPv4-IPv6変換機能をキャリアグレードで実現します。

  3. 3GPP-IMSのサポート

    3GPPで規定されているIMS(IP Multimedia Subsystem)(注8)に準拠したSIPの拡張ヘッダを各種サポートしております。

  4. トリプルプレー(注9)環境対応

    従来より提供してきたコーデック変換機能により、映像・音声のコーデック変換を同時に1ブレード上で処理します。これにより、音声・映像トラヒックで同期を取りながら転送することが可能となり、快適なトリプルプレー環境を実現します。

用語解説

  • 注1:セッションボーダーコントローラー(SBC: Session Border Controller)

    IMS(IP Multimedia Subsystem)網間の接続装置。SIP(Session Initiation Protocol)の差分吸収や、メディアのコンバージョンなどを行うことで、異なる事業者のIMS網上にある端末間の通信を可能とする。たとえば、携帯端末とPC端末間でTV電話を実現する際に、お互いが利用しているコーデックがそのまま利用可能となり、シームレスに映像を送受信できる。

  • 注2:SIP-ALG(Session Initiation Protocol Application Level Gateway)

    各事業者が用いるSIPのメッセージは、事業者ごとに異なる場合がある。特に、使用しているIPが異なる(IPv4とIPv6の違い)場合には、SIPメッセージ内に記述されているIPアドレスを変換する必要がある。SIP-ALGはこれらの違いを変換してくれる機能である。

  • 注3:NGN(Next Generation Network、次世代ネットワーク)

    IP技術をベースにした通信事業者の次世代ネットワーク。ITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)で国際標準化が進んでおり、日本でも通信事業者各社のNGN構築へ照準を合わせた動きが活発化している。従来の固定電話や携帯電話のサービスに加え、高品質な映像配信、テレビ電話、企業向けの高信頼性通信サービスなどを同一のIPネットワーク上で提供できる。これにより通信事業者はネットワーク構築・運用コストを削減できる上、トリプルプレー(音声、データ、映像の統合)やFMC(固定・無線通信融合)などの新サービスの提供が容易になる。また、NGNではアプリケーション構築のためのAPI(Application Program Interface)を公開することにより、第三者がNGNの機能を利用した独自のサービスを提供することも容易になる。

  • 注4:ユビキタスサービス

    ユビキタス(Ubiquitous)とは「どこにでもある」という意味で、ネットワーク、ITの進展により、利用者がいつでも、どこでも、何とでもサービスを利用できるようになることを指す。

  • 注5:SIP(Session Initiation Protocol)

    IPネットワークで音声や映像などのマルチメディアをリアルタイムに通信できるようにするプロトコル。

  • 注6:呼処理

    音声・映像のやり取りを行うための処理。端末およびネットワーク機器とのメッセージのやり取りによって実現される。IP網では主にSIPが用いられる。

  • 注7:L5 NAT(SIP NAT)

    SIPメッセージを終端せず、所定の内容のみ書き換えて転送を行う機能。

  • 注8:IMS(IP Multimedia Subsystem)

    FMCサービス実現のために、移動網、固定網を統合するための規格。移動網の標準化団体である3GPPや3GPP2が標準化を進めている。

  • 注9:トリプルプレー

    通信サービスの1形態で、音声・映像・データ通信の3つの機能をひとつの回線で提供するもの。

リリース関連リンク

  • 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称をOKIとします。
  • CenterStageは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部
電話:03-3580-8950
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ネットワークシステムカンパニー
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