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プレスリリース

2008年5月19日

車載オーディオ用システムLSI「ML673520A」を開発

10倍速のデジタル録音と、3曲同時再生を実現


ML673520A

OKIは、このたび、カーナビ、カーオーディオをはじめとする車載情報端末向けに高音質なデジタルオーディオを10倍速で圧縮・録音するとともに、3曲同時に再生する機能を実現したシステムLSI「ML673520A」を開発しました。

「ML673520A」は、RISC型CPU、オーディオ用DSPのほか、USB2.0ホストコントローラー、MOST (注1)MediaLB(注2)、CANコントローラーなどの各種通信機能を内蔵し、デジタルオーディオに対応したAV一体型カーナビや、カーオーディオに最適なLSIとなっています。

さらに、オーディオ機器を構成するために必要なドライバー、ミドルウェア等、各種ソフトウェアの提供も予定しており、「ML673520A」を適用するシステムの開発期間を従来の約70%程度に短縮することができます。

「ML673520A」は、本年の8月下旬よりサンプル出荷を開始し、本年12月より量産品の出荷を行う計画です。

開発の背景

OKIはこれまで30年近くにわたり、エンジン制御やカーナビ等の自動車用途向け半導体事業を継続しています。また、民生機器用途においても、従来からポータブル型のオーディオプレイヤー用にデジタルオーディオデータを処理するLSIの開発も行っています。

OKIでは、デジタルオーディオ化が急速に進みつつある車載情報端末市場の要求に応えるため、これまで培ってきた実績をベースに、高機能LSI設計技術を用いて車載オーディオ用システムLSI「ML673520A」を開発しました。

本商品の特徴

  • 最大10倍速のデジタル録音を実現

    オーディオ用DSP技術の向上により、CDのオーディオデータをデジタルオーディオフォーマット(AAC(注3))に10倍速で圧縮して録音することができます。車載用途としては世界で初めて10倍速を実現しました。(当社調べ)これにより、たとえば、音楽CDをカーナビのHDDへ従来の約2倍以上速く録音して楽しむことができるようになります。

  • 各種デジタルオーディオを最大3曲同時に再生可能

    オーディオ用DSP技術の向上により、デジタルオーディオを3曲同時に再生することができます。これにより、たとえば、運転席、助手席、リアシートの乗員がそれぞれ好みの楽曲を別々に楽しむことができるようになります。

    デジタルオーディオデータはAACのほか、WMA(注4)、MP3(注5)のフォーマットにも対応しています。それぞれのオーディオデータに応じてサンプリング周波数を変換するサンプリングレートコンバーターをハードウェア化して内蔵していますので、CPUに負荷をかけることなく効率良い再生を行うことができます。

  • 各種記憶メディアに対応

    CDから録音した楽曲だけでなくUSBメモリーやSDカードなどのメディアに蓄積されたオーディオデータの再生も可能です。

    また、USB2.0(ハイスピード)ホストコントローラー、SDカードホストコントローラー、NANDフラッシュ コントローラーなどにより、各種記憶メディアへ容易に接続し、オーディオデータを蓄積することができます。

  • MOST MediaLB搭載

    欧州市場で普及しているMOST規格に準拠したMediaLBインタフェースを搭載しています。MOSTネットワークを利用した多様なオーディオアプリケーションに対応できます。

  • パワーマネジメント機能搭載

    通常のスタンバイモードに加え、機能ブロック毎に動作・停止の設定ができるため、省電力動作が可能となっています。

販売計画

商品名
ML673520A
サンプル価格
20,000円(税別)
サンプル出荷時期
2008年8月下旬
量産出荷時期
2008年12月

主な仕様

  • 動作電圧:3.3V(レギュレーター内蔵)
  • 動作周波数:200MHz
  • 消費電流(Typ):220mA(通常動作時)、10µA(スタンバイ時)
  • 動作温度:-40℃~+85℃
  • パッケージ:324pin BGA(19mm×19mm、0.8mmピッチ)
  • 内蔵RAM:8KB(4KBはスタンバイ時のバックアップ用に使用)
  • CPUコア:ARM926EJ-S
  • キャッシュサイズ:命令16KB、データ16KB
  • 主要なペリフェラル機能
    • ストレージ対応:USB2.0ホストコントローラー、SDカードホストコントローラー、NANDフラッシュコントローラ、ATAインタフェース
    • 通信対応:CANコントローラー、MediaLBスレーブデバイス
    • オーディオ用途:オーディオ用DSP、ハードウェアサンプリングレートコンバーター
  • その他ペリフェラル機能:USB2.0デバイスコントローラー、DMAC、ADC、PWM、I2S、UART、I2C、SPI、タイマー、RTC、WDT など

ソフトウェアの提供

各種ペリフェラル機能用のドライバー、USB2.0ホスト/デバイスのマスストレージクラスドライバー、およびSDカードやATAデバイスなどのファイルシステム、オーディオコーデック、10倍速のデジタル録音、3曲同時再生のための制御ソフトといったミドルウェアを提供することが可能です。アプリケーションソフトウェア開発の負荷を低減して開発期間を短縮することができます。

用語解説

  • 注1:MOST

    (Media Oriented System Transport) 欧州の車両メーカーが主導して規格化されたマルチメディアネットワーク技術。プラスチック光ファイバーおよび銅線ケーブルで伝送される。

  • 注2:MediaLB

    (Media Local Bus) SMSC社が開発したIC間でマルチメディアデータを効率的に伝送するための規格。複数のICをMOSTネットワークインタフェースコントローラーに接続するためのローカルなシリアルバスであり、MOSTと同期して動作する。

  • 注3:AAC

    MPEG-2/MPEG-4で規定されているオーディオ用の圧縮技術。

  • 注4:WMA

    米国Microsoft社が開発したオーディオ用の圧縮技術。

  • 注5:MP3

    MPEG-1で規定されているオーディオ用の圧縮技術。

  • 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称をOKIとします。
  • ARM926EJ-S、ARMはARM社のEUおよび米国における登録商標です。「ARM」とは、ARM Holdings plc(LSE:ARM、NASDAQ:ARMHY)、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM ChinaおよびARM Belgium N.V.の全部または一部を意味します。
  • SMSC、MOST、MediaLB は、Standard Microsystems Corporation の登録商標です。
  • Microsoftは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • その他記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
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