2008年2月19日
小型、低消費電力を実現した10ギガ光通信用 MZ変調器ドライバICを新発売
世界最小クラスの小型、低消費電力でシェア50%以上を目指す

KGL4186KD
OKIは、このたび10Gbps光通信用のMZ(注1)変調器ドライバICとしては世界最小クラスの消費電力0.9 W(振幅6.4Vpp時)を実現し、さらに高周波特性に優れた小型セラミックパッケージに搭載した新商品「KGL4186KD」を開発しました。本日よりサンプル出荷を開始し、10Gbps光通信市場でシェア50%以上の獲得を目指します。
開発の背景
現在、10Gbps光通信用の長距離用トランシーバは、300pin SFF (注2)等その小型化が急速に進んでいます。小型化に伴う発熱密度の増大や電力コスト削減のため、トランシーバを構成する光変調器、ドライバICなどの光・電子部品に対しては、低消費電力化の要求が非常に強くなっています。
今回発売する「KGL4186KD」は差動出力型のMZ変調器ドライバICです。差動出力振幅は3V(片相1.5Vpp)から6.4V (片相3.2Vpp)以上まで可変できます。このICは市場で高い評価をいただいているGaAs PHEMT(注3)を用いたOKIドライバICの高品質な波形特性をご提供するとともに、大きな電力を消費する出力回路の設計最適化により、差動出力振幅6.4Vpp (標準) 時に消費電力0.9Wと、業界最小クラスの低消費電力を実現しました。また、小型セラミックパッケージの採用により高品質な波形特性を維持しながら4mm角の小型サイズを実現しています。
本ICを用いることにより、LiNbO3(リチウムナイオベート)またはInP(リン化インジウム)を用いた両相駆動型MZ変調器や単相の低駆動電圧型MZ変調器を用いる10Gbpsトランシーバでは、高品質な光波形とともに、小型化・低消費電力化が可能となります。OKIは、高速・高耐圧といったデバイスの優位性を活かし、これからも成長が見込まれる10Gbps光通信市場において、2008年度以降、本ICを含むMZドライバICのシリーズで年間10億円の売上を計画しています。
本年2月24日(日)~28日(木)、米国カリフォルニア州サンディエゴ市にて開催される the Optical Fiber Communication Conference & Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference (OFC/NFOEC2008)の併設展示会場(OKIブース:#2415)において、10Gbps光通信用光変調器ドライバICに関する展示と説明を行います。
販売計画
- サンプル価格
- 12,000円(税別)
- サンプル出荷時期
- 2008年2月
- 販売目標
- 2008年度市場シェア50%以上
主な特徴
- 11.3Gbps動作
- 振幅 6.4Vpp(片相3.2Vpp) 以上
- 消費電力 0.9W 標準
- 4×4mm 24Pin QFN Package
用語解説
- 注1:MZ(Mach-Zehnder)変調器
光導波路を用いた方向性結合器型変調器。
- 注2:300pin SFF
10Gbps光通信用トランシーバモジュールのマルチソース・アグリーメントの一種。
- 注3:GaAs PHEMT
2次元電子ガス層をチャネルに用いた高速化合物半導体デバイス。
- 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
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- 本件に関する報道機関からのお問合せ先
- 広報部
電話:03-3580-8950 - 本件に関するお客様からのお問合せ先
- オプティカル・コンポーネント・カンパニー 営業部
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