2008年1月23日
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
財団法人 情報処理相互運用技術協会
株式会社日立製作所
沖電気工業株式会社
日本電気株式会社
富士通株式会社
松下電器産業株式会社
三菱電機株式会社
情報家電サービスのための共通プラットフォームを公開
「情報家電サービスが拓く明るい未来」カンファレンスを開催
「デジタル情報機器の統合リモート管理基盤技術の開発」プロジェクト(注1) では、情報家電の機器間の連携や、リモート管理、リモート制御などの情報家電サービス(注2) のための共通プラットフォーム(注3) を開発しました。これにより多様な事業者がインタ-ネットや携帯電話網を利用して情報家電を対象とするサービス事業に容易に参入できるようになります。また、家庭においてはいろいろなメーカーの情報家電を誰もが安全に安心して利用できるようになり、情報家電市場の拡大が期待できます。開発成果を、「情報家電サービスが拓く明るい未来」カンファレンスにて公開します。デモ会場では、共通プラットフォームを利用した健康・見守り/ホームセキュリティサービスや家庭向け省エネサービスの実演などを実施します。
「情報家電サービスが拓く明るい未来」カンファレンス (詳細:別紙1 [95KB]
)
- 開催日時
- 展示・デモ:平成20年1月31日(木)10:00~18:00
セッション:平成20年1月31日(木)13:00~16:00 - 会場
- 秋葉原コンベンションホール 東京都千代田区外神田1-18-13
本プロジェクトは、平成17年度から平成19年度にわたり、財団法人 情報処理相互運用技術協会、株式会社日立製作所、沖電気工業株式会社、日本電気株式会社、富士通株式会社、松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社 (以下、開発7組織)が、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO技術開発機構)から委託を受けて実施しています。
映画・音楽のオンデマンド配信、ホームセキュリティ、ホームヘルスケアなどのサービスや、携帯電話からの情報家電操作などを実現する共通プラットフォームは十分には整備されておらず、サービス事業者にとって大きな負担となっていました。 本プロジェクトの開発7組織は、平成18年に設立された「情報家電サービス基盤フォーラム(SPIA)(注4) 」に共通プラットフォームの仕様を提案し、SPIAフォーラムで標準となった仕様に準拠したソフトウェアを開発しました。本ソフトウェアにより、(1)異なるネットワークや情報家電間で相互接続性が確保され、(2)誰もが情報家電を安全に安心して利用でき、(3)事業者を問わず多様なサービスをサービスポータルから享受できるようになります。
カンファレンスでは、次の仕様とソフトウェアなどをデモとあわせて公開します。( )内は開発組織名。
- 情報家電サービスのための機器認証技術 (日立製作所)
多様な家電機器と外部サービスサイト間の通信において家電機器を安全に認証するための技術。公開鍵暗号技術(PKI)を利用した家電機器・利用者情報の登録と機器認証の仕様とミドルウェア。
- ZigBeeセンサーネットワークでの機器連携技術 (OKI)
家庭内のZigBeeセンサーネットワークで、誰もが簡単にセキュリティの確保されたセンサー機器を設置・使用し、撤去できるようにするためのZigBeeノードの簡易登録、無効化、認証情報の管理・更新の仕様とミドルウェア。
- DLNA/UPnP-ZigBeeゲートウェイ技術 (情報処理相互運用技術協会)
家庭内のAV・PC機器と、くらし家電内蔵のセンサー群との相互連携を実現するためのゲートウェイの仕様とミドルウェア。AV・PC機器系ネットワークで使われるDLNA/UPnPプロトコルと、ZigBeeセンサーネットワークで使われるプロトコルを相互変換する。
- 高信頼リモート管理技術 (NEC)
インターネットなどの一般的な既存インフラを利用して、家庭内の情報家電などの機器を遠隔地から管理(操作、情報取得など)するための通信やサービスアプリケーション管理のための仕様。本仕様に従い、サービスを提供するサイトと家庭間の高信頼な通信機能やサービスアプリケーションを配布・更新するサービスライフサイクル管理機能を提供するミドルウェア。
- 高信頼Webサービス通信の相互運用技術 (富士通)
さまざまな事業者がそれぞれ異なる環境・プラットフォームで開発したサービスを集約するサービスポータルと各サービス間の通信に適用する高信頼な国際標準通信仕様(WS-R、WS-RM(注5))の相互運用性を確保するための実装プロファイルと適合性検証ツール。これらに関連した標準化活動。
- 情報家電の運用・活用のための情報資源管理技術 (松下電器、OKI)
情報家電の運用・活用に関する情報資源に(情報の内容を示す)メタデータを付加し、その活用により検索を容易にする。そのために策定したメタデータの語彙体系と、メタデータ関連ツール。
- 省エネのためのリモート制御技術 (三菱電機)
家庭のエアコンや照明器具等の消し忘れ確認、停止操作などの省エネサービスにおいて外部からインターネット経由で情報機器にアクセスすることを許可する機器利用権のリモート制御技術。その仕様の標準化と、これを応用したビル/マンション向け省エネ運用システム。
- 自律的省エネコントローラと流通店舗向けポータルアプリケーション (情報処理相互運用技術協会)
流通店舗内で温度、湿度、照度、風速などのセンサー情報をもとにした自律的省エネ制御を可能とするコントローラ、および流通店舗向けポータルアプリケーション。それを使った、流通店舗本部から実店舗での省エネ管理・制御実験。
用語解説
- 注1:「デジタル情報機器の統合リモート管理基盤技術の開発」プロジェクト
詳細:別紙2 [2.03MB]

- 注2:情報家電サービス
情報機器をネットワーク接続することによって提供されるサービスで、ビジネスユースではなく、個々人の生活をより快適に豊かにするサービス 出典:経済産業省「情報家電の市場化戦略に関する研究会報告書」(2003年3月)
- 注3:共通プラットフォーム
基盤となる技術の共通仕様とそれに準拠したミドルウェア
- 注4:情報家電サービス基盤フォーラム
- 注5:WS-R(WS-Reliability)、WS-RM(WS-ReliableMessaging)
標準化団体OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards) で標準化されたWebサービス間の高信頼通信に関する二つの規格
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