2007年7月17日
世界初のモバイル機器向けアイリス認証ミドルウェアを発売
高精度な利用者認証で他者の悪用を防止、安心・安全なモバイル機器利用を実現
OKIは、モバイル機器向けにアイリス(注1)認証を世界で初めてミドルウェア(注2)として実用化した「モバイル機器向けアイリス認証ミドルウェアVer1.0」を本日より販売開始します。本商品は、モバイル機器のカメラによって利用者を高精度に認識する「携帯アイリス認識技術」の導入に必要な機能を一体化したミドルウェアで、さまざまなモバイル機器用OS上で動作し、他者による不正利用を防止します。
現在、携帯電話やPDAなどのモバイル機器は高機能化に伴い利用シーンも大きく広がりつつあります。例えば、携帯電話によるインターネットショッピング、電子決済、あるいは業務目的での携帯メールの利用が増えています。このような状況において、モバイル機器に対する一層のセキュリティ対策が求められています。特に、モバイル機器は盗難や紛失の危険性が高いため、利用者を厳密に識別して他者の悪用を防ぐ仕組みが必要です。
現状では、盗難や紛失があった場合、リモートでセキュリティロックを行い、後でパスワード認証によりセキュリティロックを解除することが一般的ですが、パスワードは類推で破られるリスクがあるなど十分な対策とはいえません。また、モバイル機器の業務での使用の場合、守るべき情報の重要性を考慮するとセキュリティへの要求はますます高まります。
そこでOKIでは、このたび「モバイル機器向けアイリス認証ミドルウェアVer1.0」を商品化し、モバイル機器のセキュリティを飛躍的に高めました。OKIには、ゲート管理用などのアイリス認証技術を用いた個人認証装置を国内外に販売してきた実績があります。さらに昨年11月、モバイル機器に搭載されている汎用(可視光)カメラに対応することにより専用センサーが不要となる「携帯アイリス認識技術」を開発しました。本商品はこの技術を、モバイル機器の限られた処理能力(CPUおよびメモリ)に対応させ、かつ幅広くさまざまなOSで動作可能とすることにより実現しました。
本商品を組み込んだモバイル機器は、利用者をアイリス認識によりFAR(注3):1/100,000以下という高精度で認証するため、盗難・紛失時などの他者による不正使用を防止できます。また、モバイル機器で社外から社内業務システムにリモートアクセスする際の利用者認証や、モバイル機器を用いた高額電子決済時の利用者認証などでも安心・安全に利用できます。
さらに、本商品は移植しやすいソフトウェアで構成されているため、モバイル機器だけではなく、利用者認証が必要な組み込み機器などでも利用可能です。弊社は、本商品を携帯電話キャリア、モバイル機器/組み込み機器のメーカーおよび同種機器を使用するシステムインテグレーターなどのお客様向けに積極的に販売していきます。
なお、弊社は本商品を利用したアイリス認証システムを「ワイヤレスジャパン2007」(7月18日~20日、東京ビッグサイトで開催)に出展します。
販売計画
- 価格
- 個別御見積
- 出荷時期
- 2007年7月~(*)
- 販売目標
- 今後2年間で200万ライセンス
* 搭載するモバイル機器のカメラ、照明等の条件により本商品をカスタマイズする必要がありますので、カスタマイズ後の出荷になります。
カメラ付き携帯電話での利用イメージ

(画面イメージは、はめ込み合成です。)
本商品の特長
- さまざまなモバイル機器/組み込み機器に対応できるよう、幅広い種類のOSで動作可能であり、限られた処理能力でも十分な速度で動作できるように作られています。
- ご導入時にはアプリケーション開発を容易とするSDK(注4)として提供されます。
- 登録した個人のアイリスデータはプログラム内部で暗号化して管理するので、万が一盗難・紛失したとしても安全です。
本商品の仕様
| 基本機能 |
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|---|---|
| 必要メモリ |
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| カメラモジュール特性 |
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| 処理時間 |
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| 認証精度 |
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| 対応OS |
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| 開発時の推奨環境 |
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用語解説
- 注1:アイリス
アイリス(虹彩)とは、目の瞳孔の縮小・拡大を調整する薄膜組織で、非常に複雑な模様をもっています。このアイリス模様は人によって違います。アイリスは瞳の中にある器官であるため、偽造が困難という特徴があります。2歳以降は加齢によるパターンの変化はほとんどなく、また環境にも影響されないため、一度登録したデータを継続して利用できます。
- 注2:ミドルウェア
OS上で動作し、アプリケーションソフトウェアに対してOSよりも具体的な機能を提供するソフトウェアのこと。
(なお、モバイル機器でのアイリス認証には本ミドルウェア以外に目画像の撮影機能[カメラ、照明]が必要となります。) - 注3:FAR(False Acceptance Rate)
間違えて他人を受け入れてしまう確率のこと。
- 注4:SDK(Software Development Kit)
プログラミング言語やAPIなどを利用してアプリケーションソフトウェアを開発する際に必要なツール、およびライブラリ群。
リリース関連リンク
- 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
- Microsoft、Outlookは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の地域における登録商標です。
- その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
- 本件に関する報道機関からのお問合せ先
- 広報部
電話:03-3580-8950 - 本件に関するお客様からのお問合せ先
- 情報通信グループ インキュベーション本部
電話:048-431-5932
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