2013年度
「OKI山と緑の協力隊」長野県小諸市で森林ボランティアを実施
レポート CSR部 社会貢献担当 松本
2013年6月8日(土曜日)~6月9日(日曜日)、OKIグループの社員・家族など76名からなる「OKI山と緑の協力隊」が、長野県小諸市において第16回目となる森林整備のボランティア活動を行いました。
OKIおよびOKIグループ役員・社員の募金「OKI愛の100円募金」は、2005年1月に小諸市との「森林(もり)の里親」協定(5年間)を締結しました。2010年2月には同協定をさらに5年間延長し、地元で操業する長野OKIの社員などが参加して、地域との交流を兼ねた森林ボランティア活動を継続的に実施しています。
なお、今回の活動は、国連が定める「国際生物多様性の日」にあわせて環境省、農林水産省、国土交通省が企業や団体に森林整備や植樹等を行うことを呼びかけている「グリーンウェイブ2013」の一環として実施しました。
- グリーンウェイブ2013(外部サイトへ移動します)
当日は梅雨の季節としてはめずらしく、晴れ間が見える活動日和となりました。午前11時、参加者全員が、活動フィールド(小諸懐古園「創造の森」)に集まり、開会式が行われました。小諸市小出副市長はじめ関係者の挨拶に続いて、同市農林課から指導者の紹介と、2日間のプログラムの説明がありました。今回の活動は、農林課、長野県佐久地方事務所、佐久森林組合のご指導を得て行います。「急傾斜地を伴う山の中での活動なので気をつけて作業し、心身ともにリフレッシュして帰ってほしい」との言葉で、活動がスタートしました。

長野OKI森園社長の挨拶
小諸市副市長のご挨拶
今回の活動は、松くい虫の被害で枯れてしまったアカマツなどの間伐・除伐が中心です。作業前に長野県佐久地方事務所の高野指導員から、松くい虫の被害についてレクチャーを受けました。実は「松くい虫」という虫がいるわけではなく、カミキリムシとセンチュウによってアカマツが枯れる現象を「松くい虫の被害」と呼んでいることなどが説明され、参加者はうなずきながら聞き入っていました。続いて指導員によるチェーンソーを使った間伐のデモンストレーションが行われ、ごう音とともに太いアカマツが倒されると歓声が沸き起こりました。
レクチャーのあとはいよいよ班ごとに分かれての作業です。今回のフィールドは急傾斜地のため、作業現場に入るだけでも注意が必要です。班ごとに作業エリアを決め、作業内容や安全を確認したあと、作業開始となりました。太い木は倒す方向を決める「受け口」を切り込んでから目標の方向に倒します。間伐した木は枝払いをしたあと、2m程度の長さに「玉切り」して所定の場所に集めました。

間伐のデモンストレーションです
みんなで食べるお弁当は最高です
昼食休憩後も、午前中の作業に引き続きフィールド内の間伐・除伐作業です。中にはなかなか思う方向に倒れず、「かかり木」になる場面もありましたが、「フェリングレバー」と呼ばれる用具で株の切り口の方向を変え、地面に倒しこんで行きました。子どもたちを含む2つの班は安全面に配慮し、スギが植生している緩やかな斜面で、あらかじめしるしをつけたスギの間伐、枝払いをしたあと玉切りし、皮むきなども体験しました。ここででき上がった材木は、翌日の遊歩道補修時に使用します。

間伐対象を切り倒します
フェリングレバーで倒し込みます

子どもたちもお手伝いします
森の中が明るくなってきました

参加者全員で記念撮影!
午後4時30分、1日目の活動が終了し、道具を整理してからいったん解散。宿泊先である「天狗温泉浅間山荘」へと向かいました。ここの温泉は、浅間の秘湯と呼ばれ、「日本一赤い温泉」として有名です。入浴後、午後6時過ぎから山荘内のキャンプ場で懇親会を兼ねたバーベキューを行いました。日が暮れるにつれ、外は肌寒くなってきましたが、バーベキュー会場だけは熱気にあふれていました。
2日目は前日と同じエリアにある遊歩道の補修です。この遊歩道は市民や観光客が散策を楽しむ場となっていますが、10年以上前に設置された土留め用の材木が所どころ朽ち果てて危険なため、これを補修することとしました。
これまでの古い土留めを取り除き、整地して鉄製の杭を打ち込み、前日に皮むきをしたスギの材木を重ねて、遊歩道の土が崩れ落ちるのを防ぎます。初めのうちは木と木の間に隙間があいたり、長さがうまく合わず四苦八苦しましたが、作り進むうちにだんだん要領を覚え、見栄えもきれいにできるようになりました。前日に皮むきをした材木をすべて使い、予定した範囲の土留めを完了して、心地よい疲労感とともに2日間の活動を終了しました。

杭を打って材木で土留めします
遊歩道の補修が完成しました
