2012年度
南葛飾高等学校ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博は、社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2012年7月12日(木曜日)、都立南葛飾高等学校で行われたボランティア出前講座の授業に講師の一人として参加しました。
当日は1学年7クラス240名がボランティア講座を受講しました。点訳体験・手話体験・アイマスク体験・車イス体験の4つの体験授業が行われ、下山は体育館を会場とした車イス体験講座を担当しました。

下山の講座の様子
段差介助体験の様子
授業では自己紹介として、障害者になった当時の様子や自分の障害について説明をしました。外出時にさまざまなバリアがあることで、とても嫌な思いをすることを実体験を通して紹介しました。日ごろの一人ひとりの些細な行動から発生するソフト面のバリアを作り出さないようにお願いをしました。そして、今回の車イス体験では、ハード面のバリアについての介助方法を覚えて欲しいと説明しました。
車イス操作と体験コースの説明後に、生徒同士がペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。8台の車イスごとに分かれ、マット上の乗り越え通行により、段差や坂道・悪路などをイメージした介助体験をしてもらいました。続いて、介助してもらう側として乗っていた生徒さんに、車イスを自分で操作して進んでもらいました。続いて、介助してもらう側として乗っていた生徒が自走体験をします。車イスを自分で操作してパイロン(注2)をジグザグによけて進んでもらいました。思うように操作ができなくて苦労する生徒もいましたが、真剣に取り組んでいたので、車イス介助のコツを理解できたと思います。
体験終了後、コミュニケーションの大切さと車イス操作時の思いやりの気持ちを忘れないでほしいと訴え、最後に「勇気あるやさしい人になってほしい」と強調して話を終えました。

車イス体験の様子
自走体験の様子
参加にあたり、体育館へ入るには4段ほどの階段があり、数人の先生・生徒の方に介助をしていただきました。介助している時は真剣な顔でしたが、階段介助終了時の皆さんの笑顔がとても印象的でした。本当にありがとうございました。
障害者について理解できる葛飾区に通う生徒が増えたことが実感でき、とても嬉しく思います。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。 - 注2:パイロン
工事現場で使われている、注意を促すための円錐形状の置物のこと。カラーコーンともいい、赤色や黄色などのものがあります。今回は車イスの走行時の障害物として使用。
