2011年度
北野小学校ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博は、社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2011年6月10日(金)に葛飾区立北野小学校で行われたボランティア出前講座の授業に講師として参加しました。同校の体育館にて、4年生 2クラスの児童68名の皆さんに対して、車イス体験講座を行いました。この講座は、思いやりの心を育てる事を目的として行われました。当日は公開授業だったので、10名を越える保護者の見学がありました。

下山の講座の様子
下山の質問に答えてくれました

車イス操作説明の様子
授業開始です。13年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなどの簡単な自己紹介のあと、外出時に公園に入ろうとしたが柵と柵の間が狭くて入れなかったことなどを紹介して、バリアが身近にあることを話しました。特に、犬の糞やタンつば、道路にこぼされた飲みかけのコーヒーなどを車イスで踏みつけてしまい洋服を汚してしまったことを通して、ポイ捨てをしないだけでなく町をきれいにしてほしいと訴えました。
その後、車イス操作と体験コースで必要となる段差介助の方法を説明しました。児童同士がペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。まず4台の車イスごとに分かれた児童の皆さんに、マットの乗り越えとマット上の通行により、段差や坂道・悪路などをイメージした介助体験をしてもらいました。続いて、介助してもらう側として乗っていたお子さんに、車イスを自分で操作して2つのパイロン(注2)をジグザグによけて進んでもらいました。それぞれの場所で思うように操作ができなくて苦労する児童さんもいましたが、真剣に取り組んでいただき、車イス介助のコツを理解していただけたと思います。見学に来ていた保護者の方にも車イス体験に参加していただきました。最後に児童の代表者より感想をいただいた後、全員から元気なあいさつで御礼の言葉をいただきました。
終了後には、児童の皆さんが集まって各自が思い思いの質問をしてくれるなど、こころの通うコミュニケーションができました。

車イス体験の様子
児童の代表者より感想をいただきました。
葛飾区に障害者について理解できる子ども達が増えたことが、とても嬉しいです。
北野小学校の皆さんからいただいた感想から(主旨)
- 車イスに乗ると、コントロールできなくてうまく操作ができなかったです。介助をする時には、相手の気持ちを考えることが大切だとわかりました。
- ゴミが落ちていたら、自分のものではなくても拾って自分の家で捨てると決めました。私は絶対にゴミをポイ捨てしないようにします。
- 車イスでも安全に通る事ができる道を増やしたいと思いました。
- 介助する時や自分で必要になった時には今回教えてもらった授業を思い出して、車イス利用者の方に元気を与えるようになりたいです。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。 - 注2:パイロン
工事現場で使われている、注意を促すための円錐形状の置物のこと。カラーコーンともいい、赤色や黄色などのものがあります。今回は車イスの走行時の障害物として使用。
