2010年度
八王子東特別支援学校の子どもたちが銀行で体験学習
レポート CSR部社会貢献担当 松本
OKIとみずほフィナンシャルグループは、2011年3月8日(火)、東京都立八王子東特別支援学校(注1)の小学部および中学部の児童・生徒8名をみずほ銀行八王子支店に招き、銀行の仕事およびATMに関する体験学習を行いました。これは、東京都教育委員会から肢体不自由特別支援学校キャリア教育推進校として指定された同校の、総合的な学習の時間の一環として行われたものです。
授業の目的は、これまで学校で学習してきた「自分で扱うお金について」を踏まえ、銀行が扱うお金の流れやATMのしくみを学び、ATM操作を体験してみることを通して、実際の社会の中で自立するための実践的活用能力を養うことです。

「銀行の仕事」について説明します
スクールバスでみずほ銀行八王子支店に到着した子どもたちは、まず会議室に入り、「銀行の仕事」についての講義を受けました。同支店の田中副支店長が、「預かる」「貸し出す」「送る」「替える」という4つの仕事についての具体的な説明とともに、「キャッシュカードの暗証番号は人に知られてはいけない」「届出印は大事に保管」「振り込め詐欺に注意」などの、実践的なポイントを伝授。子どもたちから「いくらから通帳が作れるのですか?」などの質問があり、「通帳は赤ちゃんから作れる」「引き出しは1円からでも可能」などの新たな知識を得ることができました。

「ATMの仕組み」について説明します
続いて、OKIシステム機器事業本部企画室の冨澤室長による、「ATMの仕組み」についての講義です。ATMの役割や歴史に加え、普段は見ることのできない紙幣の数え方や通帳ページのめくり方などATM内部のしくみについて、動画も交えて説明。ATMの中をお金が移動していく様子を示したアニメーションを、子どもたちは声をあげて見入っていました。

初めてのATM体験です
講義のあとは銀行1階のATMコーナーに場所を移し、ATMの操作体験です。あらかじめ体験用に作成した通帳とキャッシュカードを使用して、まず全員が「引き出し」を体験しました。担任の先生から暗証番号を耳打ちされた子どもたちは順番にATMの前に進み出て、画面の案内に従って操作します。ほとんどの子どもたちがATMに初めて触れるとあって、慎重に操作していましたが、担任が隣で補助を行うことで、全員が無事にお金を引き出すことができました。
続いて、今引き出したお金を使って「預け入れ」に挑戦です。二度目は、操作にも慣れてきて、順調に入金を完了。最後に取引内容が記載された通帳の金額を確認して、体験を終了しました。

車いすの子どもたちが体験しました
なお今回、子どもたちの操作体験のなかで、実際の使い勝手や障がいの内容・程度に応じて配慮が望まれる点など、メーカーとして今後ATMのユニバーサルデザイン向上に活かせる様々なヒントをいただきました。お互いに有意義な時間となったことに感謝し、帰りのスクールバスに手を振りました。
- 注1:東京都立八王子東特別支援学校
特別支援学校とは、障がいのある子どもたちの自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援する視点から子ども一人ひとりの教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善、または克服するために適切な指導や支援を行うための学校。八王子東特別支援学校は八王子市の大半と日野市を通学区域とし、肢体不自由教育の専門性をもつ。小学部、中学部、高等部の12年間の課程を有し、現在29学級105名が在籍している。
