2010年度
「2010 竹とんぼ&あやつり人形大会」を実施
レポート CSR部社会貢献担当 松本
2010年11月27日(土)、府中市郷土の森博物館にて「2010 竹とんぼ&あやつり人形大会」を実施しました。
このイベントは、児童養護施設の子どもたちがボランティアと一緒に、昔ながらの遊びである竹とんぼを体験したり、江戸時代から伝わる伝統芸能である糸あやつり人形に触れたりする機会としてOKI主催により年1回実施しているものです。
今回ご招待したのは事前に参加希望のあった東京都下1施設の子どもたち11名(小学3年生~小学6年生)と引率職員2名の皆様で、OKIグループ社員6名を含む9名のボランティアとともに楽しい1日を過ごしました。
午前9時30分、博物館正門前に集合し、博物館内の大会議室においてイベントが始まりました。
午前中は、ストローと糸、ビーズなどを使ったあやつり人形づくりです。「江戸糸あやつり人形」代表の上條さんに教えていただきながら、あらかじめ準備されたキットを各自で組み立てていきました。
「今年の人形は、昨年に比べてより細かな動きができるよう改良したため難しいですが、頑張って作りましょう」と上條さん。途中、小さな子どもたちには難しい、糸を結ぶ細かい作業もありましたが、昨年も参加してくれた子や、手馴れたボランティアの指導により徐々に人形らしくなっていきました。中には、ストローとビーズの配色まで考えて組み立てていく子もいます。肩のパーツや糸の本数が増えたため完成まで時間がかかり、中には飽きてしまう子もいましたが、ボランティアとともにみんな最後まで作り上げました。

糸あやつり人形の作り方を説明する上條さん
自分たちで人形を作り上げていきます
全員でお弁当を食べて休憩を取ってから、午後は竹とんぼ作りに挑戦しました。講師は国際竹とんぼ協会の石田会長です。ねじりハチマキとハッピ姿で、作り方を説明して行きます。1人2本分のキットが配られましたが、うち1本はめずらしい茶色い竹の羽根。石田さんによると、「島根県のある古民家で天井に使われ、100年以上も囲炉裏であぶられて茶色くなった竹。貴重なものなので、大事に使ってくださいね」とのことでした。羽根はそれぞれ先端をやすりで丸く削り、左右のバランスを調整したあと、中心部を火であぶり、ひねってプロペラ型にします。ひねる角度や、今回初めて配られた鉛のオモリを羽根に付けることによって飛び方が変わるということで、みんな真剣に取り組んでいました。
最後にマジックで色を付け、シールを貼って、センスあふれる様々なデザインの竹とんぼができあがると、みんなで外に出て、自分で作った竹とんぼを飛ばしたり、的当てゲームなどをして遊びました。

竹とんぼの作り方を説明する石田さん
できあがった竹とんぼを外の広場で飛ばしました
午後3時からは、敷地内にある「旧田中家住宅」(府中宿の代表的な商家を再現)の土間を舞台として、江戸糸あやつり人形の公演を鑑賞しました。
冒頭、午前中とはすっかり装束を変えた上條さんから由来や人形の作りやあやつり方について説明がありました。江戸糸あやつり人形は江戸時代に生まれ、約370年の歴史があるそうです。人形は「手板」と呼ばれる板につけた数十本の糸によってあやつられます。ピンと張った「きき糸」や、緩めてある「遊び糸」を操作することでさまざまな動きができること、引く糸を1本間違えるととんでもない動きになってしまうことなどを、実演を交えて説明していただきました。
「かっぽれ」「酔いどれ」「黒髪」「獅子舞」の4演目とも、糸であやつられているとは思えないほど人形の表情が豊かで、まるで生きているかのようです。この公演は「旧田中家住宅」を訪れた一般の方にも開放しており、何人もの方が足を止めて鑑賞されていました。公演終了後、「獅子舞」で使った獅子が参加者一人ひとりの頭を噛んで幸せを祈りました。

「旧田中家住宅土間」で「獅子舞」を熱演する上條さん
幸せになるよう頭を噛んでもらいました

実際に人形を動かしてみました
いつもはここで終了なのですが、今回は特別に、実際に使った人形を子どもたちがあやつってみる体験をさせてもらいました。最初は手板の持ち方もままならない状況でしたが、すぐにコツをつかんで上手にあやつる子もおり、上條さんも感心していました。
楽しかった1日も夕暮れとともに終わりが近づき、OKIで用意した参加賞のほか、国際竹とんぼ協会でご用意いただいた「名人が作った竹とんぼ」を参加者へのおみやげとして、イベントを無事終了することができました。
- 主催
- 沖電気工業株式会社
- 協力
- 府中市郷土の森博物館、江戸糸あやつり人形、国際竹とんぼ協会
- 参加施設
- 救世軍世光寮
