2010年度
「OKI山と緑の協力隊」長野県小諸市で森林ボランティアを実施
レポート CSR部 社会貢献担当 松本
2010年10月16日(土)~10月17日(日)、OKIグループの社員37名からなる「OKI山と緑の協力隊」が、長野県小諸市北大平地区において第2回目(通算第12回目)となる森林整備のボランティア活動を行いました。
OKIおよびOKIグループ役員・社員の募金「OKI愛の100円募金」は、2010年2月、小諸市との「森林(もり)の里親」協定の継続を決定しました。OKIグループは2005年1月に締結した同協定に基づき、5年間にわたって地域との交流を兼ねた社員による森林ボランティア活動を計10回実施し、約4.5haの森林整備を行ってきました。協定の継続はこの実績を踏まえたもので、今後5年間、引き続き小諸市内の森林整備に取り組みます。

小諸市役所農林課長のご挨拶
秋晴れに恵まれ、絶好の活動日和となった午前11時、参加者全員が、新活動フィールド(北大平地区)の隣接地にある東信木材センター駐車場に集まり、開会式が行われました。小諸市役所農林課大塚課長はじめ関係者の挨拶に続いて、農林課から指導者の紹介と、2日間のプログラムの説明がありました。今回の活動は、農林課、長野県佐久地方事務所、および佐久森林組合のご指導を得て行います。「安全第一で作業をおこなうとともに、作物の『収穫時期』でもあり、自然を満喫して帰ってほしい」との言葉で、活動がスタートしました。
午前中の作業は第10回活動(2009年5月9日)で植菌したキノコ栽培用原木の「引越し」です。旧活動フィールド(野馬取地区)で栽培していたキノコの原木を、北大平地区にまるごと移動させるものです。参加者を大きく2班に分け、1班は原木の搬出を、もう1班は受入れ箇所の下草刈りや床作り(整地)などを担当しました。
原木搬出のために向かった旧フィールドでは、立てかけてあった木からシイタケが、土に埋めてあった木からはクリタケとヒラタケが顔を覗かせており、一同、声をあげて喜んでいました。このほかにナメコも植菌していたのですが残念ながら出ていませんでしたので来年に期待したいと思います。

シイタケ
クリタケ
ヒラタケ
キノコを確認したあとは、原木の引越し作業です。シイタケの原木は手渡しで車に積み込み、土に埋めてあったクリタケとヒラタケの原木はシャベルで土から掘り起こし、それぞれが混じらないようにブルーシートに集めてから2回に分けて車に積み込みました。併せて、原木が埋まっていた周りの土にもまだ菌が残っているので一緒に引越し先に持って行きました。
一方、受け入れ側は、草や雑木の茂ったエリアをキノコの栽培場所として整地するべく、下草刈りに取り組みました。比較的太い木もあり、除伐も交えての、なかなかハードな作業です。切り拓いた地面は鍬で掘り起こしてキノコの移植先として整え、順次到着する原木をバケツリレー方式で運び込み、埋め戻しました。

ヒラタケを「収穫」します
原木を埋め戻して移植完了です

間伐対象となった木を切り倒します
昼食休憩後は、いよいよ間伐です。班ごとに分かれて数人がかりで1本1本切り倒していきます。間伐する木にはあらかじめテープが巻かれており、倒す方向等の確認をしたあと、方向を決める「受け口」を切り込んでから目標の方向に倒していきます。今回、広葉樹エリアから間伐した木はすべて枝払いをしたあと、1mくらいの玉切りにし、次回の活動でキノコを植菌する原木として乾燥させます。初めは薄暗かった森の中が、間伐が進むにつれ、だんだん明るくなってくるのが実感できました。

玉切りしてキノコ用の原木にします
森の中がだんだん明るくなってきました
今回は作業の終盤で、林業体験として、チェーンソーの使い方をご指導いただきました。一人ひとり順番に、エンジンのかけ方から持ち方、木の切り方まで丁寧に教えていただきながら、実際に丸太の輪切りに挑戦しました。

1日目の作業を終え、記念撮影!

夕食は懇親会を兼ねてバーベキュー
午後4時過ぎ、1日目の活動が終了し、道具を整理してからいったん解散。宿泊先である「天狗温泉浅間山荘」へと向かいました。ここの温泉は、浅間の秘湯と呼ばれ、「日本一赤い温泉」として有名です。入浴後、午後6時過ぎから山荘内のキャンプ場で懇親会を兼ねたバーベキューを行ないました。収穫した巨大なシイタケも、早速食材にしました。日が暮れるにつれ、外はだんだん冷え込んできましたが、バーベキュー会場だけは熱気にあふれていました。

アレチウリが群生する河川敷
2日目はまず、小諸市文化センター近くの河川敷で、外来生物法で駆除すべき「特定外来生物」に指定されている「アレチウリ」の駆除を体験しました。北アメリカ原産のアレチウリは、長いツルを伸ばし、このツルが覆いかぶさって他の植物の成長を妨げるため、原産国でも「害草」に指定されています。長野県下では県や市町村が民間団体等と連携して、各地でアレチウリの駆除を推進しています。時期的に駆除にはやや遅いとのことでしたが、体験として取り組んでみました。ツルをたどって根本から抜くだけの作業ですが、ツルが長く根元を探るのに手間取った上、アレチウリの実についた鋭いトゲが軍手を突き抜けて指に刺さります。実をつけてからの抜き取りは駆除の効果が薄いこともあり、短時間で作業を切り上げました。
続いて会場を文化センター内の調理室に移し、郷土料理体験を行いました。地元の農産物加工施設「味工房 こもろすみれ」から2名の講師にご指導いただきながら、信州名物の「おにかけうどん」と、季節のリンゴ(紅玉)を使ったケーキを、4班に分かれて作りました。季節のさまざまな食材を「煮て、かける」=「おに(煮)かけうどん」。生地作りから挑戦したうどんは、ちょっとした水の分量の違いで色々な硬さの麺ができ上がりましたが、どの班もおいしくいただき、2日間の活動を終了しました。

ケーキ用のリンゴを切ります
打ち上がったうどんの生地を切っていきます
できあがり! リンゴのケーキ、おにかけうどん、地元で朝採れたレタスです。
