2010年度
南葛飾高等学校ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
「OKIネットワーカーズ(注1)」の下山利博は、社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2010年7月8日(木)と15日(木)の両日、都立南葛飾高等学校で行われたボランティア出前講座の授業に講師の一人として参加しました。
全体としては1学年7クラス239名がボランティア講座を受講しました。点訳体験・手話体験・アイマスク体験・高齢者疑似体験と車イス体験の5グループに分かれての授業を行います。そのうち車イス体験講座については、同校の体育館で4クラス137名の生徒が受講しました。

下山の講座の様子
段差介助の様子
授業では自己紹介として、障害者になった当時の様子や車イスでの生活について話しました。外出時にさまざまなバリアがあることで外出がつらくなってしまうことを紹介し、今回の車イス体験で介助方法を覚えて欲しいと説明しました。
車イス操作と体験コースの説明後に、生徒同士がペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。4台の車イスごとに分かれた生徒の皆さんに、スロープ板の乗り越えとマット上の通行により、段差や坂道・悪路などをイメージした介助体験をしてもらいました。続いて、介助してもらう側として乗っていた生徒さんに、車イスを自分で操作してパイプイスをジグザグによけて進んでもらいました。それぞれの場所で思うように操作ができなくて苦労する生徒さんもいましたが、真剣に取り組んでいただき、車イス介助のコツを理解していただけたと思います。
体験の終了後には、コミュニケーションの大切さと車イス操作時の思いやりの気持ちを忘れないでほしいと訴え、最後に「勇気あるやさしい人になってほしい」と強調して話を終えました。

自走でパイプイスをよけていきます
まとめの様子
体育館へは階段の段差があり、数人の先生・生徒の方に介助をしていただきました。介助している時は真剣な顔でしたが、階段介助終了時の皆さんの笑顔がとても印象的でした。本当にありがとうございました。授業後に、「結構難しかったですが、車イスの操作方法が理解できました。」「下山さんがんばってください。」と生徒さんより激励の声をいただきました。
障害者について理解できる葛飾区に通う生徒が増えたことが実感でき、とても嬉しく思います。
生徒の皆さんの感想から(抜粋)
- 車イスに乗って動かしてみたら、思っているより遅いし腕が疲れました。
- 車イスは簡単に操作できると思っていましたが、介助者側として行った乗降時の準備、段差の介助方法など苦労しました。
- 踏み切りやちょっとした坂などを私たちは問題なく通行できますが、車イスでは行きたいところに行くのも大変だし時間がかかると思いました。
- 車イスの介助者には、乗っている人の命が懸かっているのでとても大変だと思いました。
- 車イスに乗っている人が困っているのを見かけたら、助けようと思いました。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。
