2009年度
常盤中学校出前ボランティア講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
「「OKIネットワーカーズ(注1)」
(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博は、社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンター(以下ボランティアセンター)より依頼を受け、2010年3月15日(月)葛飾区立常盤中学校で行われたボランティア出前講座の授業に講師の一人として参加しました。
3年生5クラスの生徒187名の皆さんがボランティア講座を受講しました。当日は、点訳体験・手話体験・盲導犬体験・高齢者疑似体験・ガイドヘルプ体験と車イス体験の6グループに分かれての授業となりました。車イス体験講座は、同校の体育館で約50名の生徒が受講しました。

下山の講座の様子
授業では簡単な自己紹介のあと、障害者になった当時の様子や車イスでの生活について話しました。外出時にさまざまなバリアがあることで、楽しいはずの外出がつらくなってしまうことを紹介して、車イス体験で介助方法を覚えて欲しいと話しました。
その後、車イス操作と体験コースの説明後に、生徒同士がペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。6台の車イスごとに分かれた生徒の皆さんに、スロープ板の乗り越えとマット上の通行により、段差や坂道・悪路などをイメージした介助体験をしてもらいました。続いて、介助してもらう側として乗っていた生徒さんに、車イスを自分で操作してパイロン(注2)をジグザグによけて進んでもらいました。それぞれの場所で思うように操作ができなくて苦労する生徒さんもいましたが、真剣に取り組んでいただき、車イス介助のコツを理解していただけたと思います。
体験の終了後には、外出時に犬の糞やタンつば、道路にこぼされた飲みかけのコーヒーなどを車イスで踏みつけてしまい洋服を汚してしまった実体験を通して、ポイ捨てをしないだけでなく、町をきれいにしてほしいと訴えました。そして、コミュニケーションの大切さと車イス操作時の思いやりの気持ちを忘れないでほしいと訴え、最後に「勇気あるやさしい人になってほしい」と強調して話を終えました。

マット走行の様子
段差介助の様子
授業終了後には、視聴覚室への車イス介助を生徒さんに手伝っていただきました。体験時の注意点をしっかりと対応されていたことがとてもうれしく思いました。快く介助をしていただき、本当にありがとうございました。
葛飾区に障害者について理解できる子ども達が増えたことが、とても嬉しいです。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。 - 注2:パイロン
工事現場で使われている、注意を促すための円錐形状の置物のこと。カラーコーンともいい、赤色や黄色などのものがあります。今回は車イスの走行時の障害物として使用。
