2009年度
松江第3中学校「こころのバリアフリー」体験学習に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博は、江戸川区ボランティアセンター(以下ボランティアセンター)より依頼を受け、2010年3月5日(金)に江戸川区立松江第3中学校「こころのバリアフリー」体験学習の授業に、総勢24名のボランティアの1人として参加しました。
体育館で行われた車イス体験の授業には、3年生3クラス131名の生徒が参加をしました。
別の場所では、点字・手話・ガイドヘルパーなどの体験が行われていました。
今回の授業は、総合的な学習のまとめとして、「自己と社会」「地域に生きる」「日本を考える」そして「生きる」ということについて、バリアフリーの体験学習を通して学ぶことを目的として行われたものです。

下山の講話の様子
車イス体験の様子
体育館での授業は、参加したボランティア9人のメンバーの紹介から始まりました。下山は肢体障害者として、「なぜ障害者になったのか」「どのような生活をしているのか」「困ることはどのようなことなのか」について講話しました。今では外出することも多く道路などの段差などが車イスでは困ることを伝えて、車イス体験の意義を話しました。続けて、人為的バリアについて話しました。特に、犬の糞やタンつば、道路にこぼされた飲みかけのコーヒーなどを車イスで踏みつけてしまい洋服を汚してしまったことを通して、ポイ捨てをしないだけでなく、町をきれいにしてほしいと訴えました。そして、バリアフリーが障害者には本当に必要であること、コミュニケーションの大切さと車イス操作時の思いやりの気持ちを忘れないでほしいと訴え、最後に「いざという時に手助けのできる勇気あるやさしい人になってください」と伝えて話を終えました。
その後、「車イス体験」の授業では、車イス操作と体験コースの説明後に、生徒同士がペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。4台の車イスで、マット上の通行や自転車で挟まれた通路と点字ブロック上の通行により、段差や坂道・悪路などをイメージした介助体験をしてもらいました。
体験を終了した生徒に質問会を行いました、さまざまな質問に答えながら、「在宅で仕事ができる会社に入社ができたので、障害者であっても仕事をするよろこびを感じています。」や「今回の体験を忘れないで、いざというときには手伝ってください。」などの話をしました。

ガイドヘルパー体験の様子
点字体験の様子
手話体験の様子
最後には、代表の生徒から、感想と御礼の言葉をいただき終了しました。
障害者について理解できる江戸川区の生徒が増えたことが、とても嬉しいです。
生徒の皆さんからいただいた感想から(抜粋)
- 下山さんの話は、本当はとてもつらい体験を明るく話していたのはすごいと思いました。
- 車イス体験は、押すときには常に段差や、障害物に気を配らなければいけないので、思っていた以上に難しかったです。
- ゴミのポイ捨てをしたりせず、障害者の人に対して今まで以上に気遣ってあげたいと思いました。
- 「障害者になってからできないことを数えていたけど、できることを数えるようにした。」という言葉を聴いたとき「強い人だ」と思いました。できることを探して自分もがんばります。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。
OKIグループの障害者雇用を行う特例子会社、株式会社沖ワークウェルに全員が所属しています。
