2007年度
常盤中学校ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博

下山の講演の様子
社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2008年3月11日(火)に葛飾区立常盤中学校で行われたボランティア出前講座の授業に「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。常盤中学校の体育館入り口にて、3年生5クラスの生徒198名のうち70名の皆さんに対して、「車イス体験講座」の講演をさせていただきました。ボランティア体験講座は、「アイマスク体験」「高齢者疑似体験」および「車イス体験」を行うグループに分かれての授業となりました。

車イス介助体験の様子
ほんの少しの段差が大変でした
5時限目、体育館には「車イス体験」を行う140名の生徒が集まりました。先生より講師として紹介をしていただいた後、体育館で行うグループと屋外で行うグループに分かれました。下山が担当するのは、屋外の車イス体験講座です。9年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなどの、自己紹介を行いました。車イスの説明と介助時の注意点の説明後に、生徒の皆さんでペアを組み、介助する側とされる側の体験を行いました。7台の車イス毎に分かれた生徒の皆さんは、体育館の入り口の踊り場より2段の広い階段を下り、校門を出て、歩道と車道を通行して戻ってくるコースを体験しました。車道の通行時には自動車の通行もあり、危険回避の対応も体験しました。普段であれば気にならない小さな段差部分で車イスが動かなくなるなど、思うように操作ができなくて苦労する生徒さんがいましたが、真剣に取り組む姿が印象的でした。さらには、階段部分を4~5人で車イスを担いでの段差介助も体験してもらいました。体験をとおして生徒の皆さんには、車イス操作のコツを理解していただけたと思います。

歩道と車道を通行しました
体験終了後に体育館入り口前の広場に集合してから、下山が講演しました。外出時に公園に入ろうとしたが、柵と柵の間が狭くて入れなかったことなどを紹介して、バリアが身近にあることを話しました。その中で、犬の糞やタンつば、道路にこぼされた飲みかけのコーヒーなどを、車イスで踏みつけてしまい洋服を汚してしまったことを通して、ポイ捨てをしないだけでなく町をきれいにしてほしいと訴えました。整った設備も大事ですが、いざという時に手助けのできる「勇気あるやさしい人」がボランティアの心であり、「心こそが大切」であることを伝えて話を終えました。
葛飾区に車イスを利用する障害者を理解できる子ども達が増えたことが、とても嬉しいです。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、OKIグループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
株式会社沖ワークウェルは、OKIグループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。
