2007年度
千代田区立麹町中学校ボランティア授業に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博
NPO法人キャリア・ワールドより依頼を受け、2007年6月22日(金)13時20分より千代田区立麹町中学校で行われたボランティア出前講座の授業に「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。麹町中学校の3階の体育館にて、2年生の生徒117名の皆さんに向けて、「車イスの生活について」講演をさせていただきました。今回の講演は夏休みに行われる「全生徒が高齢者施設、障害者施設、保育園等を訪問して、高齢者・障害者・園児および職員との交流や福祉に関する3日間の体験実習」に伴う事前学習会として行われました。

校長先生(左)より講師紹介の様子(下山(中央)、日本医療事務センターの伊藤様(右))
講演の様子
5時間目、授業開始です。校長先生の挨拶後に紹介をしていただき、下山が講演をさせていただきました。9年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなど、簡単に自己紹介しました。その後、外出時に起こったさまざまな事件を紹介して、バリアが身近にある事を話しました。車イスで糞を踏みつけて大変苦労した事を通して、町をきれいにしてほしいと訴えました。そして、車イスは段差が苦手である事を知ってもらうために実験を行いました。コードリールの延長コードを乗り越える実験では、見事にコードに引っかかり止まってしまいました。車イスにとっては、道路の段差が大変である事を理解していただきました。最後に、橋を渡ろうと坂道を登っている時に手伝ってくれた人の話を通して、いざという時に手助けのできる「勇気と優しさの人」がボランティアの心であり、「心こそ大切」である事を伝えて話を終えました。

ピンクのゼッケンを付けた先生も、高齢者疑似体験に挑戦
高齢者疑似体験のラジカセのコーナー
休憩の後「インスタント・シニアによる高齢者疑似体験」が、株式会社日本医療事務センターのインスタント・シニア・インストラクターである伊藤様の指導により行われました。各々ペアになり、高齢者役と介助役を交互に行います。肘や膝の関節が曲がりにくくなるサポーターなどを左右の手足に付け、白内障を体験できるゴーグルなどの装備を苦労しながら装着しました。全装備を付け終わり、体験が始まりました。音を聞く、時計を見るなどの作業を行い、気付いた点を用紙に記入していました。さまざまな点に気がついた生徒の皆さんは、苦労している人の気持ちが理解できた事と思います。

代表の生徒さんより、御礼の言葉をいただきました
最後に、代表の生徒さんから御礼の言葉を頂戴しました。
校舎内には階段や段差があり、3階の体育館へ入るには、4~6人の生徒の方に階段の介助をしていただきました。介助している時は真剣な顔でしたが、階段介助終了時の皆さんの笑顔がとても印象的でした。本当にありがとうございました。
千代田区内の中学校で、車イス利用者と高齢者の気持ちを理解できる生徒が増えた事が、とても嬉しいです。
生徒の皆さんの感想から(抜粋)
- 道にポイ捨てされているゴミが、車イスの方にとってどれだけ困っているかがわかりました。
- 普段何気なく歩いている道路が、車イスの利用者にとってはデコボコして使いづらい事と、身勝手な駐輪が車イス利用者の自由を縛っている事に驚きました。
- 「優しいだけではなく、勇気を持った人になってほしい」の言葉が、心に残りました。
- 車イスの生活になっても、自分で楽しみをみつけて頑張っているところに感動しました。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、OKIグループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
株式会社沖ワークウェルは、OKIグループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。
