2006年度
「手話サークル葛飾」ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博

講演の様子
手話サークル葛飾第6支部より依頼を受け、2006年12月7日(木)午後7時よりかつしかシンフォニーヒルズ別館ローレルで行われたボランティア出前講座に「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。手話サークル葛飾の第6支部中心のメンバーと葛聴協会員約20名の皆さんに向けて、「車イスの生活について」講演をさせていただきました。手話サークル葛飾第6支部は、「手話やろう者に関する学習、防災/災害支援ならびに出前ボランティア」に取組まれている団体です。今回の講演は、他の方が行う「出前ボランティアの活動」に触れる事で学習を深めるという趣旨で開催されました。聴覚障害者の方向けに手話通訳者がつく初めての講演でした。
紹介いただいた後、下山が講演をさせていただきました。8年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなど、簡単に自己紹介しました。その後、車イスでの外出時に起こるさまざまな困る点について、どうすれば良いのかを一緒に考えてもらいました。葛飾区内のバリアフリーの状態を報告した後、身近にあるユニバーサルデザインを紹介して誰もが使いやすいという工夫を今後考えて欲しい事を話しました。ポイ捨てされるごみなどは、車イスに引っかかる事があります。また、犬の糞・こぼしたコーヒーなどを踏んでしまう事で、服や手を汚すだけではなく家の中に車イスで入る事で部屋の中まで汚してしまう事を伝えました。そして、設備にバリアがあっても介助していただいた事でバスなどに乗車できる事を話し、皆さんには「心やさしい勇気のある人」になって欲しいと伝えて話を終えました。
車イスの操作方法と介助するときの注意などを説明しながら、代表の方に車イスに乗っていただき介助の操作をしていただきました。最後に質問会となり、多くの質問をいただきました。自分の体験などを交えて答えていくと、あっという間に予定の時間を過ぎてしまいました。

車イス介助の説明の様子
手話通訳者の方と下山(右)
「手話サークル葛飾」様との交流ができた事と、車イス利用者を理解できる方が増えた事が、とても嬉しいです。
手話サークル葛飾の皆さんの感想から(抜粋)
- 私達にとっては、とても小さい事でも、障害者にとっては大変な事なんだなぁ…と知りました。街の美化にも注目していきたいなと思いました。
- スロープは全て良いものだと思っていましたが、話を聞いて少し考えました。エレベータの方が介助している人も、されている人も安心するのだと思います。まず、介助される人とコミュニケーションをとりながら「こっちが良いですか?」などの声かけが大切だと感じました。
- 何気なくやっている事が、人の迷惑になっている事がたくさんありますね。一人一人がその事を意識して生活していれば自然と街もきれいになりバリアフリーな世の中になるのだと感じました。
- 注1:OKIネットワーカーズ
OKIグループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、OKIグループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
株式会社沖ワークウェルは、OKIグループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。
