2006年度
上千葉小学校ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博

車イス操作説明の様子
社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2006年10月18日(水)に葛飾区立上千葉小学校で行われたボランティア出前講座の授業に「OKIネットワーカーズ(注1)」(OKIグループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。上千葉小学校の体育館にて、4年生4クラスの生徒125名の皆さんに向けて、「車イスの生活について」講演をさせていただきました。当日は公開授業で、数名の保護者の方も見学されていました。
1~4時限目、ボランティア体験講座の授業を行いました。各2時限単位で2クラスずつが、ローテーションで3つの体験を行いました。ガイドヘルパーが講師の「アイマスク体験」は、校舎内の廊下や階段で行われました。かつしかボランティアセンターの職員が講師の「高齢者疑似体験」は、体育館の舞台側で行われました。下山が担当した「車イス体験」は体育館内のコートで行いました。車イス操作の説明の後に、生徒でペアを組み介助する側とされる側の体験を行いました。6台の車イスに分かれた生徒の皆さんは、マットの上の通行とスロープ板を乗り越える事で、段差の解消や悪路、坂道などを体験しました。思うように進まない事もあったので苦労する場面もありましたが、生徒の皆さんには、車イス操作のコツを理解していただけたと思います。

アイマスク体験の様子
高齢者擬似体験の様子

講演の様子
5時限目からは、下山が講演をさせていただきました。8年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなど、簡単に自己紹介しました。その後、葛飾区内にある駅のバリアフリーについて「段差や階段をどのように対応するのか」紹介をしました。次に、道路の微妙な傾斜が車イスでは怖い事など、外出時には様々な苦労がある事を話しました。そのような時に、手伝ってくれる人がいる事がどれほど嬉しいかを「坂道で介助をしてくれた人」のおかげで橋向こうへ行けた実体験を話しました。整った設備も大事ですが、いざという時に手助けのできる「勇気と優しさの人」がボランティアの心であり、「心こそが大切」である事を伝えて話を終えました。
その後、質問会となりました。生徒の皆さんから「車イスに乗っていて困る事は何ですか」などの素朴な疑問に答えているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。授業終了後には、生徒の皆さんが集まってきてくれて、車イスを眺めながら話をしてくれました。
後日、生徒の皆さんは学校外でも「アイマスク体験」と「車イス体験」を行ったそうです。点字ブロックが、2つの体験で「便利である点」と「不便で困る点」がある事を理解できたそうです。葛飾区に車イス利用者を理解できる子どもたちが増えた事が、とても嬉しいです。
生徒の皆さんの感想から(抜粋)
- これからは、障害のある方がこまっている事を知ってもらい、みんなで協力して助けあう事を心がけていきます。
- 障害のある方の気持ちになって、体験をしました。大変な事がわかりました。
- 注1:OKIネットワーカーズ
沖電気グループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、沖電気グループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
株式会社沖ワークウェルは、沖電気グループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。
