2006年度
新小岩中学校ボランティア出前講座に出席
レポート OKIネットワーカーズ 下山利博

ボランティアセンターの石川様(左)、ガイドヘルパーの小枝様(右)講演の様子
社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2006年7月10日(月)午後1時10分より葛飾区立新小岩中学校で行われたボランティア出前講座の授業に「OKIネットワーカーズ(注1)」(沖電気グループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。新小岩学校の体育館にて、1年生の生徒94名の皆さんに向けて、「車イスの生活について」講演をさせていただきました。新小岩中学校では、「毎年の総合的な学習の時間に、1年生がボランティア・福祉活動についての話を聞き、体験などを行う」活動を続けています。講座の前段階で「ボランティアの意義」などを調べる学習を行った生徒の皆さんからは、意欲を感じました。

下山の講演の様子
5時間目、ボランティア出前講座が始まりました。ガイドヘルパーの小枝様からは、体験時におけるガイドヘルパーとしての心構えや注意点などの話を聞かせていただきました。その後、下山が講演をさせていただきました。8年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなど、簡単に自己紹介しました。その後、葛飾区内にある駅のバリアフリーのについて「段差や階段をどのように対応するのか」紹介をしました。次に、道路の微妙な傾斜が車イスでは怖い事など、外出時には様々な苦労がある事を話しました。そのような時に、手伝ってくれる人がいる事がどれほど嬉しいかを「坂道で介助をしてくれた人」のおかげで橋向こうへ行けた実体験を話しました。整った設備も大事ですが、いざという時に手助けのできる「勇気と優しさの人」がボランティアの心であり、「心こそが大切」である事を伝えて話を終えました。

高齢者擬似体験の様子
アイマスク体験の様子
車イス体験の様子

車イス操作説明の様子
13時45分からは、3つのグループに分かれてローテーションで3体験を行いました。小枝様が担当の「アイマスク体験」は校舎内の廊下や階段で始まり、かつしかボランティアセンターの石川様が担当の「高齢者疑似体験」は体育館内にて始まりました。下山が担当した「車イス体験」は、体育館の外で行いました。車イス操作の説明の後に、生徒でペアを組み介助する側とされる側の体験を行いました。10台の車イスに分かれた生徒の皆さんは、校舎の周りを一周する事で、段差の解消や悪路、狭くて通りにくい場所や坂道などを体験しました。思うように進まない場所もあったので苦労する場面もありましたが、生徒の皆さんは、車イス操作のコツを理解していただけたと思います。
葛飾区に車イス利用者を理解できる子どもたちが増えた事が、とても嬉しいです。
生徒の皆さんの感想から(抜粋)
- 普段ぼくらが思いもしない話しで、同じところを歩いていても立場が違うと全然感じ方がちがうんだなぁと思いました。
- さまざまな場所でよくスロープがあるので、車イスの人には楽になるのだと思っていましたが、本当はのぼるのが大変だという事がはじめてわかりました。
- 車イスを押すのは楽しかった。(車イスに)乗っていると段差は怖いし、砂などで振動していました。乗っているだけなのにすごく疲れて大変でした。
- 手や服にガムとかが付いていやだった事がいっぱいあると思うので、ゴミのポイ捨てをしないようにします。
- 注1:OKIネットワーカーズ
沖電気グループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、沖電気グループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
株式会社沖ワークウェルは、沖電気グループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。
