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社会貢献活動

最近の社会貢献活動から 2006年度

千代田区立九段中等教育学校ボランティア授業に出席

レポート OKIネットワーカーズ 下山利博

写真1
NPO法人キャリアワールドの土屋様(左)、株式会社日本医療事務センターの伊藤様(中央)、下山(右)

NPO法人キャリア・ワールドより依頼を受け、2006年6月30日(金)午後1時10分より千代田区立九段中等教育学校で行われたボランティア出前講座の授業に「OKIネットワーカーズ(注1)」(沖電気グループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。九段中等教育学校の1階の集会室にて、1年生の生徒149名の皆さんに向けて、「車イスの生活について」講演をさせていただきました。今回の講演は夏休みに行われる「全生徒が高齢者施設、障害者施設、保育園等を訪問して、高齢者・障害者・園児および職員との交流や福祉に関する3日間の体験実習」に伴う事前学習会として行われました。校舎内には、エレベーターや、車イス用のトイレも整備されており感動しました。

写真2
講演の様子

5時間目、授業開始です。キャリア・ワールドの土屋様より紹介をしていただき、下山が講演をさせていただきました。8年前の交通事故が原因で車イスの生活をしているなど、簡単に自己紹介しました。

その後、外出時に公園に入ろうとしたが、柵と柵の間が狭くて入れなかった事などを紹介して、バリアが身近にある事を理解していただきました。その中で、犬の糞やタンつば、道路にこぼされた飲みかけのコーヒーなどを、車イスで踏みつけてしまった事で洋服を汚してしまった事を通して、町をきれいにして欲しいと訴えました。他に、「引き戸(左右にスライドする扉)であればバリアフリーなのか」を一緒に考える事で、バリアフリー化したとはいいながらも「身体の片側が麻痺している車イス利用の障害者にとっては、車イスに乗っている事で扉に手が届きにくくて開けにくいというバリアが存在している事」を話しました。道路の微妙な傾斜と段差が、車イスで進むには大変である事を知っていただきました。そこで、橋を渡ろうと坂道を登っている時に手伝ってくれた人の話を通して、いざという時に手助けのできる「勇気と優しさの人」がボランティアの心であり、「心こそが大切」である事を伝えて話を終えました。最後に、ユニバーサルデザインを皆さんにも考えて欲しいとお願いしました。

休憩の後、集会室前のエントランスホールに移動して、「インスタント・シニアによる高齢者疑似体験」が、株式会社日本医療事務センターのインスタント・シニア・インストラクターである伊藤様の指導により行われました。各々ペアになり、高齢者と介助役を交互に行います。関節が曲がりにくくなるサポーターなどを左右の手足に付け、白内障を体験できるゴーグルなどの装備を苦労しながら装着しました。全装備を付け終わり、体験が始まりました。集会室に体験コーナーを設置し、音を聞く、時計を見る、細かい指先の作業などを行いました。さまざまな点に気がついた生徒の皆さんは、苦労している人の気持ちが理解できた事と思います。

  • 写真3
    装具があるので作業が大変そうです
  • 写真4
    高齢者疑似体験の様子

高齢者疑似体験の後に、伊藤様より「大変な思いをする高齢者のためにバリアフリーな社会を作っていってほしい」「自転車の迷惑駐輪をしない」など、「今日の学習をきっかけに自分自身でできる事、やるべき事を考えて欲しい。そして行動して欲しい」というコメントがありました。講座が終わると、生徒の皆さんは笑顔で元気に「ありがとうございました」と声をかけてくださいました。

千代田区内の中学校で、車イス利用者と高齢者の気持ちを理解できる生徒が増えた事が、とても嬉しいです。

生徒の皆さんの感想から(抜粋)

  • 困っている方に、最大限の協力をしたいです!
  • 助け合う事の大切さを学んだ。
  • 私たちの視点では気付かない事が、車イスからだと不便な点や迷惑な点があるという事が理解できました。公園の柵の話はすごく重要だと思った。
  • ポイ捨ては、環境だけでなく車イス利用者などの障害者にも迷惑がかかっている事に驚いた。
  • 「他人の足元を明るくすれば、自分の足元も明るくなる」の言葉が心に残った。
  • 注1:OKIネットワーカーズ

    沖電気グループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、沖電気グループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、株式会社沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
    株式会社沖ワークウェルは、沖電気グループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。

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