小谷野武
海部勝晶
中川二三男
嶋方勝
曽根貞雄
木村晴雄
現在チケット発券システムでは、転写方式あるいは感熱記録方式が広く用いられている。しかし、転写方式ではインクリボンを使用するため、メンテナンス性、エコロジー性が悪く、従来型の感熱記録方式では画像の定着ができないため、改ざんの危険性がある。
我々は、カプラーと反応すると発色するが、反応前であれば光で分解して発色能力を失わせることができるジアゾニウム塩に着目し、定着型感熱記録媒体への応用を試みた。独自に分子設計を行い合成した新規ジフェニルエーテル系ジアゾニウム塩を用いることによって、感熱方式でありながら、定着ができ、赤と黒の2色発色ができる記録媒体を開発することができた。
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