中谷 晋 内藤勝好 坂本充美
情報通信サービスのマルチメディア化が進み、通信ネットワークが広帯域化することにより、光ファイバ通信の需要はますます増加しつつある。このような背景において、光部品の経済化は必須の課題であり、これを実現するために、LDモジュールの構造の見直しを行った。加入者系に使用される低出力タイプは、LD素子と球レンズを一体化することにより、部品点数を減らし、より低コスト化を実現した。幹線系に使用される高出力タイプには、非球面単一レンズ系を採用し、光軸調整アルゴリズムを改良することにより、光軸調整時間の短縮と高結合効率化を実現した。トラッキングエラーは、どちらも±1dB以内、長期信頼性についても-40~+85℃×400サイクルの温度サイクル試験において、±1dB以内という安定した性能を得た。
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