下山浩平 宮川康陽 山内孝裕
VLSIの高集積化に伴い,微細パターンの形成技術において高解像度化,高精度化が重要な課題となっている。このため,i線リソグラフィ技術では縮小光学系の解像力向上とともに,レジストプロセスの高解像度化が必要となってきている。この要請に対し,今回新たに樹脂コーティングを用いたアンダーサイズ法を開発した。
本プロセスは通常のi線レジストプロセスによりホールパターンを形成した後,樹脂のオーバーコート,ベーク(熱処理),除去処理を行う。これにより,パターン側壁にレジストと樹脂の混合層を付加することで,レジストパターンをアンダーサイズすることができ,露光機の解像限界を越えるパターン形成が可能となる。本プロセスを用いて,ホールパターン形成条件を検討し,次世代VLSIに適用可能なサブクォーターミクロンのホールパターン形成が可能なことを確認した。
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