沖電気研究開発 ソフトウエア生産特集号掲載論文の要旨

分散ソフトウェア構築のための
分散オブジェクト指向言語DOL/C++

 鈴木 寿郎・吉田 誠・中澤 修

 DOL/C++は,マルチプラットフォームにおける分散ソフトウエア
構築向け高水準言語の能力を,オブジェクト指向言語C++に付与し
たものである。DOL/C++の提供する「通信者」クラス,「伝達者」
クラス,「データ」クラス,「タプル」クラス等は,分散ソフト
ウェアの構築におけるプロセス間通信プログラミングを容易化す
る。また,ウィンドウ環境インタフェースとその視覚的開発環境
等も,これらのクラスをもとに実現されている。

 DOL/C++を使用することにより,分散環境のためのプログラミン
グが容易になり,ソフトウェアの生産性が大幅に向上することが期
待できる。


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