沖電気研究開発 先端技術特集号掲載論文の要旨

モード同期半導体レーザ

 荒平 慎・小川 洋

 半導体レーザを用いた高速繰り返し光短パルス発生技術は, 将来
の大容量光通信システムの構築に向けて重要である。いくつかの光
パルス発生法の中でも, 受動モード同期法は外部からの電気的変調
を必要としない方式であり, したがって素子の電気駆動による帯域
に制限されずに超高速光パルスを発生させることが可能な, 優れた
技術である。

 本稿では, 我々が開発したモノリシック受動モード同期DBRレー
ザを用いた超高速繰り返し光パルス発生実験について述べる。また,
同素子を用いて世界で初めて1テラヘルツを越える繰り返しをもつ
光パルス列の発生に成功したので, その詳細についても報告する。


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