沖電気研究開発 先端技術特集号掲載論文の要旨

ATMネットワークにおけるトラヒック制御技術

 石田寛史・鈴木幸彦・小沼良平・井上 洋

 ATMネットワークにおける3つのトラヒック制御技術,
VP(Virtual Path)容量制御, CDV(Cell Delay Variation)対応多
重化制御, VBR(Variable Bit Rate)対応AAL(ATM Adaptation
Layer)制御について, その方式と有効性を述べる。VP容量制御は,
VPの容量を適切に制御することにより, 呼損率の低下を可能とする
制御である。CDV対応多重化制御は, CDVと呼ばれるセル間のゆら
ぎを考慮したセル多重化を行うことにより, セル廃棄率を従来の50%
に落とすことができる制御である。VBR対応AAL制御は, セルレベ
ルでのエラーチェックを省略することにより, 映像等のリアルタイ
ム系VBR情報の実時間性の保証を容易にすることができる制御であ
る。


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